140字シチュエーション台本


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めっちゃいい天気。
あ~ぁ…なんでこんな日に仕事なんだろ…。
仕事したくねぇー。

なぁ、ちょっとサボろう。
ほんとにちょっとだけ。
外行って気分転換しよ。

1人で行ったって虚しいだけじゃん。
お前と行きたいのっ!
だから誘ってるんだよ。

気づけよ…バカ…。
うぅ…寒…。

今日やけに寒くない?
寒いのマジで苦手だからヤダなぁ…。

お前あったかそうだな。
こっち来て。
いいから、早くこっち来て。

ギュー

…お前あったかい。
最高…。

ダぁーメ。
俺が温まるまで離さない。

最初から分かっててここに来たくせに。
おーい、昼休みだぞ?
みんな昼飯食いに行ったけど、お前飯食わねーの?

『食べない』ね…。

最近全然食ってねーじゃん。
ダイエットだか、なんか知らねぇーけど、それ以上痩せてどうすんだよ…。

…本気で食わねーなら俺が口移しで無理矢理食わせるけど、どうする?
『病気かもしれない』ってどういうこと?

胸がずっと苦しいんだ。
モヤモヤしたり、ズキズキしたり、キュンキュンしたり…。

もしかして、それって特定の誰かを見てる時に苦しくならない?
…やっぱりね。

それはね、恋だよ。

おめでとう。
大人の階段、のぼったね。
お前に恋してちょっとだけ分かった。
『好き』って気持ちが。

どうしたら喜んでくれるかな。

そんなことばっか考えてる。
全部お前のことばっか。

これが好きってことなんだな。
お前の一挙手一投足に俺まで喜んでて…。

お前に恋できてマジでよかった。
手、繋ご。
いいじゃん。

…なんでダメなの?
ちゃんと理由話して。

『誰かに見られるから』?
そんなの手繋がない理由になるわけないだろ。

見たい奴には見せつけてやればいいんだよ。
お前は俺の隣で堂々としてればいいの。

…俺の自慢の彼女なんだから。
…お前、恋したことある?

『何?』って、したことあるのかなぁって思って…。
で、どうなの?
あるの?ないの?

あるんだ…。

恋ってどんな感じ?
苦しいの?
楽しいの?

どっちも…?

……なぁ…俺に教えてくんない?
恋ってやつ。

俺、最初の恋はお前がいい。
お待た…せ…?
その子、どうしたの?

『迷子』?
じゃぁ、親御さん一緒に探そうか。

『いいパパになりそう』?

そうかな?
君との子供なら、めちゃくちゃかわいがるよ。
きっとかわいいだろうなぁ。

あっ…でも、俺の1番は君だから。
そこはずっと変わらないよ。
何、人の顔まじまじと見てんだよ。

メガネ?
あぁ…今日コンタクト入れられなくて…。
入れようとしたら、目痛くて無理だった。

だからコンタクトやめて、今日はメガネ。
イケメンに見える?

はぁ!?『真面目そう』って…。

いつも真面目だっつーの。
失礼な奴だな。
ねぇ、僕のこと好き?

『嫌いじゃないよ』…?
それって好きでもないってことじゃん。

あんなに好きって言ってくれてたのに、最近君から好きって言葉聞いてない。

ねぇ、『好き』って言って?

君からの『好き』がなくて、不安なんだよ。

…僕を不安にさせないでよ。
守りたいモノが増えると弱くなるって言うじゃん。
あれ、嘘だと思うんだよね。

だってさ、お前のためだったら何だってできるもん。
前までは『どうでもいいや』って思ってたのに、全然そう思わなくなった。

全部お前のおかげ。

…俺を強くしてくれて、ありがとな。
やっと見つけた…。

どうしても君に会って言いたいことがあったからずっと探してた。
メールでもLINEでもいいんだけど、直接会って言いたかったから。

真面目な話だからちゃんと聞いて。
恥ずかしいから1回しか言わないよ。

…君が好きです。
付き合ってください。
ねぇ。
なんかあったでしょ?

隠しても無駄だよ。
君は喜怒哀楽がすぐ顔に出るんだから。

ほら、おいで。
抱きしめさせて。

ギュ

何があったか聞かないよ。
言ったら楽になる時もあるけど、思い出すのがつらい時もあるからね。

…大丈夫だよ。
君には俺がついてる。
なぁ、あいつとの不毛な関係いつまで続ける気?
あいつ彼女いるんだよ?
お前が彼女になる見込みほとんどないんだよ?

知ってて、まだ続けるって言うの?
あいつに傷つけられてるお前見るの耐えられないんだよ。

あいつの代わりでいいから……俺じゃ…ダメ?
いらっしゃいませ。
お久しぶりです。
最近全然来てくれないから、どうしたのかなって心配してました。

今日は何をご注文されますか?

かしこまりました。
少々お待ちください。

お待たせいたしました。

こちらもご一緒にどうぞ。

…僕のおごり。
遠慮しないで。
難しい顔して何やってんの?

…って、さっきから全然進んでなくない?

『全然うまくいかない』?

そんな時あるよなぁ。
分かるわー。

じゃぁさ、今日はここまでにしよ。
で、この続きはまた明日。
たまには気分転換も重要だぞ?

俺を信じてみ。
絶対大丈夫だから。
ねぇ、いつまで俺をガキ扱いすれば気がすむわけ?
もうガキの頃とは何もかも違うんだよ?
それが分かんないの?

あんまり俺をナメない方がいいよ。
痛い目見るよ?
いいの?

…へぇー。
いいんだ。

じゃぁ、我慢するの、もうやめる。
悪いのは、そっちなんだからね。
夜は冷えるね…って、どうしたの?
体、さすって…。

…ん?
鳥肌たってる。

ちょっと待って。

はい、これ。
俺の上着、着てなよ。
俺は大丈夫だから、気にしなくていいよ。

ダぁーメ!
女の子は体冷やしちゃいけないんだから。
ちゃんと着てて。

ね?
お願い。
嘘ついてごめん。
傷つけてごめん。
騙してごめん。

ただ君を守りたかっただけなんだ。
君のことを愛していたから…。

でも、僕が君の近くにいたらまた君を悲しませてしまうよね。

安心して。
もう君の前に現れないから。

…さよなら。
僕の愛した人…。
ここ、いいでしょ。
俺のお気に入りの場所。

この場所、誰にも教えたことないんだよ。
教えたのは君が初めて。

どうしても君と一緒に来たかったんだ。

ねぇ、こっち向いて。
一度しか言わないから、ちゃんと聞いてね。

絶対幸せにします。
俺と結婚してください。
あっ!
またこんな重い物持ってる。

ほら、貸せ。
俺が持つから。

重い物持つ時は言えっていつも言ってるだろ?

『過保護すぎる』?
過保護くらいがちょうどいいんだよ。

今のお前の体はもうお前一人のものじゃないんだから。

危なっかしくて目が離せねぇよ…。
ただいま。
疲れた…。

ちょっとこっち来い。
いいから。
俺のとこまで来いって。

ギュ

やっと抱きしめられた…。
はぁ…癒される…。
めちゃくちゃ幸せ…。
ずっとお前に触れたくて、触れたくてたまらなかったんだから。
今は思う存分、俺の好きにさせろ。
…いいな?
どうしても君は自分のことが嫌い?
少しだけでも好きにはなれない?

そっか…。

あのね、君が嫌いな君を僕は好きだよ。
大好き。

どんなに君が自分を否定しても僕は肯定するし、受け入れるよ。
だって僕には君が必要だから。

君がいないと僕はもうダメなんだ…。
みーつけた。

ギュー

また声を殺して泣いてる。
一人で泣かないでよ。

なんで一人で泣くの?

いつも言ってるじゃん。
『泣きたくなったら呼んで』って。

俺、君の彼氏だよ。
つらい思いを俺にも背負わせてよ。
少しでも君を支えたいんだからさ。

ね?
……お願い。
『好き』でも、『大好き』でも、『愛してる』でもない…。
うまく言葉にすることができない。
この気持ちを君にどうやれば君に伝えられるんだろう。

いっぱい悩んで、ようやくたどり着いた答えが『君を力いっぱい抱きしめること』。

少しは君に伝わったかな?
はい、ストーップっ!
一度手を止めて俺の方を見て。

この山のような仕事量、君は一人で片付けるつもり?

はぁ…。

今日中にできると思ってるの?
不可能でしょ。

こんな時、なんて言えばいいか、教えたよね?

『助けてください』?
…よくできました。
『かわいい』って10回言うの?
えぇ~。
言わなきゃダメ?

かわいい(×10回)

何、照れてるの?
『恥ずかしくなった』って…。
言わせたくせに照れないでよ。

『かわいい』って言われたいなら最初からそう言いなよ。
こんな回りくどいことしなくても言ってあげるから。
こんなに好きになるなんて思わなかったなぁ。

今までの俺知ってるだろ?
適当に付き合って、飽きたら別れて…。
その繰り返し。

それが、今じゃお前が側にいないと落ち着くこともできないんだからな。

俺をこんな風にした責任、きっちり取ってもらうからな。
あれ?
髪切った?
ほんの少しだけど切ったよね?

…やっぱり!
見れば分かるって。
すごく似合ってる。
とってもかわいいよ。

えっ…誰も気づかないの!?
こんなにかわいくなってるのに気づかないんだ…。

『そうなんだよ』って何?
俺だけが気付けばいいじゃん…。
ただいまー。
疲れたー。

毎日、毎日家と職場の往復。
休みも返上。
ストレス溜まりまくりだよ…。

だから…。

ギュー

俺のストレス解消に付き合って。
もう限界…。
こうしてるだけで疲れが吹き飛んでいく。

君は俺の癒しなんだから。
いいって言うまで離れないで。