僕の好きな言葉？

もちろんあるよ。
えぇ…恥ずかしいんだけど…。
言わなきゃダメ？

…君からの『大好き』が好きな言葉だよ。

どんな誉め言葉よりもずっとずっと嬉しいもん。

ほら、ちゃんと言ったから、ご褒美ちょうだい。

…言って。
僕のこと、大好きって。

先輩、距離が近いですよ。
離れてください。

もうっ！
いい加減にしてくださいっ！
からかいすぎです。

（壁ドン）

こんなことされるなんて思わなかったですか？
いつまでもただの後輩でいるわけないでしょ。

…俺も男だってこと、忘れないでください。

何かあった？
元気ないから心配で…。

無理に話さなくていいよ。

その代わり、ちょっと触れてもいい？

ギュ

俺にはこれくらいしかできないから…。
頼りなくてごめんね。

無理に抱え込まないでね。
俺はずっと、ずーっとキミの味方だから。
それだけは忘れないで。

…もしもし、俺。

もうすぐ新年じゃん？
お前の声聞きながら年越したいなぁって思ってさ…。

お前も？

ふふ。
俺たち似た者同士だな。

あっ、カウントダウン始まった。

…3、2、1

明けましておめでとう。
今年もよろしくな。

来年は一緒に年越そう。
…約束…な？

暗くなってきたし、そろそろ帰ろ。
君の家まで送ってくから。

ほら、どうしたの？
行くよ？

『帰りたくない』って…。
君がワガママ言うなんて珍しいね。

…でも、言うと思った。
そんな予感がしたから。

どうしても帰りたくないんだね？

…なら、俺の家、来る？

目、閉じて3秒待っててくれない？

何もしないよ。
ただ目閉じてほしいだけ。
ね？お願い。

…
……

……ちょっと。
3秒経ってないのに、何で目開けるの？

キスしようとしたのバレたじゃん。

じゃぁ、もういいや。
3秒待たなくていいから……キスさせてよ。

やっと寝た…。
遅くまで起きてるから、クリスマス過ぎたし…。
悪いのは君なんだからね。
僕はちゃんとクリスマスに渡したかったのに…。

…ちょっと遅れたけど、メリークリスマス。
僕からのプレゼント、喜んでくれるかな？

ふふ。
いい夢見てね。
おやすみ。

チュ

おはよ。
朝からバタバタしてどうしたの？

それ…プレゼント？
サンタさん、来てくれたんだ。
よかったね。

ん？
何か落ちたよ。
メッセージカード？
サンタさんからだね。

『プレゼントのお礼は彼氏にキスをしてあげて』だって。

…ん。

……ねぇ…キス、まだ？

ごめん、もう少し待ってて。
あとちょっとで仕事終わるから。

どうしても今終わらせなきゃいけなくて…。

『どうして？』って、そんなの決まってるじゃん。
君と一緒にクリスマスを過ごしたいからだよ。

寂しい思いさせた分、いっぱいイチャイチャしようね。

先輩、遅くまで引き留めてごめんなさい。
もう終電ないですよね。
車出すんで、家まで送っていきます。

どうしたんですか？

『帰りたくない』って言われてもなぁ…。

俺としては嬉しいけど…俺も男ですから、何もしない保障はないですよ？

…ほんとにいいんですね？

クリスマスの夜って、予定ある？

えっ、ほんと！？
予定ないの！？

じゃぁ、俺とイルミネーション見に行かない？
いいところ見つけたんだ。
1人で行くより君と一緒に行きたい。

ここまで言えば分かるでしょ？
…バカ。

クリスマスの夜、俺に付き合ってくれるよね？

何見てるの？
って、それ俺のアルバムっ！

どこで見つけたの？
勝手に見ないでよ。
恥ずかしいなぁ…。

隣にいるのは…えっと…その…当時付き合ってた子で…初めての彼女だった子…。
今まで隠しててごめん…。

でも、今、俺が好きなのは君だから。
ほんとだよ。

俺より先に『ごめん』って言うのやめてよ。
そのまま君がどこか遠くに行っちゃうみたいでヤダ…。

言いたいことあるなら言って。
それで喧嘩になってもいいと思ってるよ。
君の気持ち聞けないままでいる方がつらいもん。

俺たちなら喧嘩になっても仲直り…できるよね？

俺が悪いって言いたいわけ？

あっ、そう。
出ていきたければ出ていけば？
好きにしなよ。

…ちょっと何してるの？
こんな夜遅い時間にどこか行くの？

『出てく』って…。
マジで言ってる？

ヤダ。
行かないでよ。

…俺が悪かったから。
ごめんなさい。
許して…。

あっ…雪…。
どうりで寒いと思った…。

雪って君に似てるよね。
真っ白で汚れを知らない。
染めようとしたら簡単にいろんな色に染まっちゃう。
そんなところが似てる。

でも今の君はもう真っ白じゃないんだよ。
気付いてなかった？

もう君は俺色に染まってるんだよ。

今からコンビニに買い物行ってくるけど、何か買ってきてほしい物ある？

いやいや。
俺1人で行ってくるから。
外寒いから留守番しててよ。
風邪ひくよ？

1人は寂しいから一緒がいいの？

…じゃぁ、ついてくる？
夜遅くて危ないし、かなり寒いから手つないで行こっか。

何してるの？

なんでマンガ読んでるの？

俺『片付けしてね』って言ったよね？
あれから何時間経った？
全然すすんでないじゃん。

ついつい読み始めちゃうの分からなくもないけど、片付けくらいはちゃんとして。

俺も手伝うから、一緒に片付けて綺麗にしよ。
…ね？

あれ？
どうしてここに君が？

君の家、このあたり？

へぇ。
知らなかった。
ご近所さんだったんだね。

買い物終わったの？
なら、家まで送ってく。
こんな時間に女の子一人で出歩くなんて危ないでしょ。

今度から夜出歩くなら俺呼んでよ。
いつでも駆けつけるから。

僕の隣に君がいる。
君がいるから僕は生きる意味を知った。
君が愛してくれるから僕は愛を知った。

僕は君なしじゃ生きられない。

僕をこんな風にした責任取ってよ。
君の残りの人生、僕と一緒に歩んでよ。

僕はその覚悟、とっくにできてるから。
…あとは君次第。

今、時間ある？
お願いあるんだけど…。

あのね、頭撫でてほしくて…。

君に頭撫でてもらえたら、今週も1週間がんばれそうなんだけどなぁ…。
ダメ…？

ほんと！？
やったっ！

ふふ。
嬉しい。
ありがと。

じゃぁ、お礼に…。

ギュー

だぁーい好き。

『生まれてこなきゃよかった』なんて言わないで。
自分で自分のことをそんなふうに言うの、よくないよ。
君が生まれてきてくれたことを喜ぶ人間がいるんだよ。

…信じてないね？

ふふ。
いいよ。
俺がどれだけ君と出会えて嬉しかったか、いっぱい教えてあげる。

お風呂出たよー。
…あれ…寝てる？

おーい。
お風呂出たよ。
寝るならさっさと入っておいで。

…全然反応しないし。
それだけ疲れてたのかな？

お仕事がんばってえらいね。
ご褒美にベッドまでお姫様抱っこしてあげる。

ゆっくり休んでね。
おやすみ。

チュ

こっち向いて。

チュ

何焦ってるの？

大丈夫だよ。
この部屋、今の時間は誰も来ないから。

皆知ってるよ。
知らないの、お前だけ。

ふふ。
怒ってるわりに、まんざらでもない顔してる。
もっとしてって顔に書いてるけど？

…キスしてほしいなら、目閉じて。

うぅ……寒…。

ほら、手貸せ。
やっぱり冷たくなってるじゃん。
お前冷え性なんだから俺が温めてやるよ。

勘違いすんなよ。
誰にだってするわけじゃないからな。
特別なヤツ以外にはこんなことしねーよ。

…俺の特別はお前だってさっさと気付け。
バーカ。

寂しいの？
だって、今背中に『さみしい』って書いたでしょ。

ったく…。
ほんと、素直じゃないんだから。

ギュー

寂しいならこのかわいい口で言えばいいのに…。

今日はギューしたまま寝よ。

いいじゃん。
俺も寂しいんだよ。

ん。
おやすみ。
いい夢見てね。

君の趣味に興味なかった僕。
僕の趣味に興味なかった君。

長い月日が過ぎ、いつしか興味なかったはずのお互いの趣味が共通の趣味に変わってた。

君をより深くまで知ることができて、僕はとても幸せ。

だって、出会った時よりも多くの君の魅力に気づけたんだもん。

いつも『1人でいい』って言うよね。
どうしてそこまで強がっちゃうの？

たまには誰かに甘えたっていいんだよ。
君1人が無理してまでがんばらなくていいんだよ。

『ヤダ』って…。

じゃぁ、俺にだけは甘えてよ。
誰にも言わないって約束する。

だから…ね？お願い。

『瓶の蓋が開かない』？
貸してごらん。

…ほんとだ。
ビクともしない。

きっと瓶と蓋が恋してて、離れたくないって言ってるんだよ。
俺たちみたいにね。
だから、開かないのかも。

冗談だよ。
そんな悲しそうな顔しないで。

大丈夫。
ちゃんと開けてあげるから。

ねぇ、君の口元隠してる手、どけてくれない？
このままじゃキスできない。

キス、しようよ。
ね？

誰にでもするわけないじゃん。
キスなんて、好きな子にしかしない。

嘘じゃない。
ほんとに。

俺の初恋は君だから。

…俺の初めて、もらってくれる？

肩に力入りすぎ。
ちょっと肩の力抜いてみて。
もう少し気楽にやっていいんだよ。
君のがんばりは認めてるから。

ただ心配してるだけ。
こんなに必死にやってたら、いつかパンクしちゃうんじゃないかなって…。

困ったら、隠さずいつでも言ってよ？
手伝うから。

深刻な悩み？
難しい顔してるけど…。

『死にたい』…？

ありきたりだけど、もう少し生きてみない？
君と一緒にやりたいことがいっぱいあるから、それに付き合ってよ。

だから、君がいらないって思った残りの時間、俺にちょうだい？
短い時間でいいから一緒に生きよ？