140字シチュエーション台本


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君のアイス、おいしそう。
一口ちょうだい?

あーん。

これ、おいしいね。
俺のも食べていいよ。

君が食べてるってだけですごくおいしく感じる。
不思議だね。

…ねぇ。お願いがあるんだけど。

そろそろ君を食べてもいいかな?
さっきから食べたくて仕方ないんだ。
君は僕の前から消えた。
ある日突然消えた。

君のいない世界。
全てがモノクロ。
つまらない世界。

君がいない世界なんて僕にとっては無意味。
死のうとしたけど、できなかった。

だって君は僕の中で生きてるから。
僕を生かすために脈打つ心臓として…。
僕は幼い頃に感情を捨てた。

でも、君に出会って取り戻すことができた。

嬉しい。
悲しい。
寂しい。
楽しい。
愛しい。

ほかにもたくさん…。

君は僕を暗闇から救い出してくれた。
僕がどれだけ嬉しかったか、君は知らない。

僕と出会ってくれて本当にありがとう。
友達でいようなんて言ったけど、やっぱり無理。
諦めきれない。

だってお前のこと、まだ好きなんだもん。

もう友達には戻れない。
それ以上の感情を知ったから。

お前が俺のものになるまで離す気ないから。

ごめん。
間違えた。

俺のものになっても離す気ないから。
どうした?
頭痛いの?

よしよし。
痛いの、痛いの、飛んでいけーっ!

どう?
痛いの、少しはよくなった?

笑わないでよ。
子供っぽいことしてるって分かってる。
ただ、少しでも君の痛みを和らげてあげたかったの。

君がつらいと僕もつらいから…。
君が寝ている。
その頬にそっと触れる。

…温かい。

生きてることの確認と安心を得る。
最近の君は危うい存在。
今にも消えてしまいそう。
それが僕はとても怖い。

ほんの少しでいい。
僕に君を支えさせてほしい。
君が消えることのないように…。
君の『大丈夫』は魔法の言葉。

この言葉は君に無理をさせてしまう。
どんどん自分を追い込ませてしまう。

限界はとうの昔に超えてるのに、それに君は気付くことができない。
そして、いつもこっそり泣いている。

だから、僕は君の『大丈夫』を信じない。
君はすぐ無理をする。

『大丈夫』って口癖のように言うけど、たまに大丈夫じゃなくなる。
隠れてこっそり泣いてるの知ってるよ。

でも強がって『泣いてない』って言うよね。

僕の前では弱い君を見せてよ。
弱い君をちゃんと受け止めるから。
僕の前だけで泣けばいい。
恋人になってどれくらい経つかな?
ずっと一緒にいるから、思い出せない。

好きで好きで、たまらない。
その気持ちは今も消えることがない。

今日くらいは久々に言葉に出してみようかな。

『君のこと、付き合い始めた頃よりも、ずっとずっと今の方が好きだよ』って。
君と出会って雨が苦痛じゃなくなった。

雨が好きという君は、お気に入りの傘をくるくる回して、僕の方へ振り向き、ニッコリ微笑む。

その瞬間、幸せを感じる。

ささやかな日常に幸せを感じられるなんて思ってもみなかった。

…僕と出会ってくれて本当にありがとう。
ん?
眠れない?

おいで。
俺の腕の中。

どうした?
悩み事でもある?

言わなくていいよ。
ただ、そうかなって思っただけ。

お前一人ですぐ抱え込むからさ。
ちょっと心配。

辛くなったらいつでも俺の腕の中においで。
お前のことで迷惑とか思わないから。
いただきまーす!

って、お前食わないの?
なんで?

明日健診だから?

はぁ…。
今更飯食わなかったからって体重減らないぞ?

俺はいっぱい頬張って美味そうに飯食ってるお前が好きなんだけどな…。
俺の好きなお前はどこに行ったのかな…?

…飯、一緒に食おう?
ちょっと待って。
口元、アイス付いてる。

君、ソフトクリーム好きなくせに食べるの下手だよね。
口元汚さずに食べられるアイスを食べたら?

嫌なの?
なんで?

『俺に口元拭いてもらえなくなるから』?

当たり前でしょ。
こんなことするの君だけの特権なんだから。
俺、今まで彼女作っても、本気にならないようにしてきた。
別れるの辛いし、重いって思われたくなかったし…。

でも、お前にはそれが無理みたい。

いつの間にか本気になってた。
失くしたくないって思った。

だから…………俺と、結婚、しよ?
もしもし。
今何してた?

帰ってたところ?
お疲れ様。
今日も1日がんばったね。

がんばりすぎてないか心配だったんだ。
君、すぐ無理するから…。

…だから。
……。
………。

(電話切れる)

来ちゃった。
会いたくて会いに来ちゃった。

…お帰りなさい。
ねぇ、今夜時間ある?
もしよかったら、一緒にお月見しない?

今夜の月、ストロベリームーンって言うんだって。
好きな人と一緒に見ると恋が叶うらしいよ。

だから、俺、君と一緒に見たい。

・・・一緒に今夜のストロベリームーン、見ませんか?
会えるの、今日が最後になるかもしれない。
また会えない日々が戻ってくるかもしれない。
会えない間に君は好きな人ができるかもしれない。

そんな不安に襲われる。

不安に押し潰されるくらいなら言ってしまってもいいかな?

『…君のことが好きです』と。
ねぇ。
よそ見しないで。

今どこ見てた?

…あの男見てたでしょ?
あの背の高いモデル体型の。

君、すぐよそ見するんだから。

俺は見てくれないの?
もう飽きた?

飽きてないなら俺だけ見てて。
よそ見しないでずっと見てて?

じゃないと拗ねるから…。
…あれ?いない?
どこ行った?

うわっ!?

びっくりしたぁ…。
俺、ここで待っててって言ったでしょ?
どうしていつも君は大人しく『待て』ができないのかな?

驚く俺を見るのが楽しいから?

へぇ…。
そんなこと言う悪い子にはどんなお仕置きがいいのかな?
ちょっと!
エアコン止めないでよ。
俺、暑いんだけど。

お前、寒いの?

…寒いなら、ここ、空いてるけど?
俺の隣。

ここ、お前の特等席じゃん?

…今なら、もれなくギューも付きますが、いかがですか?
先着一名様限りですよ?

…ほら、おいで。