何…その服…。
露出多すぎ。
それで外行くの？

ふぅーん。

じゃぁ、コレ着て。

日焼けしちゃうでしょ？
日焼け止め塗っててもしっかり対策した方がいいよ。

…っていうのは建前。
本音は俺以外の男に君の肌を見せたくないんだよ。

お願いだから、コレ着てて。

これ、どうぞ。

喜んでもらえてよかったです。
好きだと思って買ってきたので…。

あなたのことなら何でも知ってますよ。
好きな物から、最近ハマってることまでね。
好きな人のことって何でも知りたいでしょ。

だから、僕しか知らないあなたを全部教えてください。

手、繋いでもいいですか？

からかわないでください。
手を繋ぐ以上のことなんてできないです。
そんなことしたら、好きの気持ちが溢れちゃって、自分を抑えられなくなる…。

あなたを元の場所に帰してあげられなくなりますけど…。
…それでも、いいんですか？

おはよ。

…ん？
ねぇ、声おかしくない？

やっぱりおかしいよ。
無理しなくていいって。
ゆっくり寝てて。

ダーメ！
言うこと聞いて。

んー…じゃぁ、今日は特別に添い寝してあげる。
君の好きな物作ってあげるし、ずっとそばにいるから。

…だから、ベッド行こ？

俺の膝の上に来て。
いいから。

ギュ

ふふ。
捕まえた。

ジタバタしても離してあげない。

…ごめん。
少しだけこのままでいさせて。

こんなに近くにいるのに君が足りない。
全然足りないんだ。

もっと、もっと君が欲しくてたまらない。
君の全てを俺にちょうだい。

あれ？
やめちゃうの？

今までずっとがんばってきたのに？
ほんとにやめちゃうの？

ふぅーん。
そっか…。

君がいいなら、いいんじゃない？

でも、後悔しない？
ちゃんと考えた方がいいよ。
後悔してからじゃ遅いんだから。

1人で考えたくないなら一緒に考えよ。

言いたいことあるんだけど、今いい？

あのね……大好きだよ。

ちょっと！
顔隠しちゃダメ。

ねぇ、顔見せてよ。

照れてる顔見られたくないんでしょ。
恥ずかしいから。

ふふ。
睨んでも怖くないよ。

耳まで真っ赤になっちゃって…。
ほんとかわいい。

アレ、取って。

ん。
ありがと。

ふふ。

いや…なんかいいなぁって思って。
アレとか、ソレとかで通じるのって、長く一緒にいるからこそじゃん。
お互いのこと理解し合えてるって感じがして1人で嬉しくなってた。

……なぁ。
いい機会だし、家族にならないか？
俺ら。

お疲れ。

何驚いてんの？

いいじゃん。
久しぶりに迎えに来たって。

ほら、一緒に帰ろ。

なんでちょっと離れるの？
隣にいてよ。

俺の言うこと聞いてくれないんだ。
それなら…。

ダーメ。
家に着くまで手離してあげない。
会えない間ずっと寂しかったんだもん。

あなたが好きです。
俺と付き合ってください。

…どうしていつも受け入れてくれないんですか？

歳の差を理由にしないでください。
大事なのはお互いの気持ちでしょ？

俺はあなたが好きです。
大好きです。

あなたは？

あなたは俺のこと……好きですか？

先輩、俺にできることないですか？

だって、先輩困ってるでしょ？

いつも先輩に助けてもらってるから
、ちょっとでも役に立ちたいんです。
俺じゃ全然役に立たないかもしれないけど、先輩のためなら何でもやりますから。

遠慮なく言ってくださいね。

…ん？
何でお前が俺の家にいるんだよ！？

連れて帰ってくれた…？
お前が？俺を？
マジで？

…全然覚えてないわ。

ってか、何で布団に入ってるんだよ？

…何もしてないよな？
お互い服着てるから大丈夫だよな？

おい！
逃げるな！
ちゃんと教えろよ！

泣きたければ泣いていいよ。
泣かずに我慢してると心が砂漠になっちゃうから。

大地に水が必要なように、心にも水が必要なの。
それが涙。

心のつらいことや悲しいことを涙で流してるんだよ。
だから、我慢しないで。

…思いっきり泣いていいんだよ。

何見てるの？

…卒アル？
俺にも見せて。

制服かわいいね。

ねぇ、まだ持ってる？
制服。

じゃぁ、今度着てみてよ。
着てるとこ、見たい。

全然イケるって。
無理じゃないよ。

ほんと、ほんと。
嘘じゃない。

えっ！？
いいの？

やったー！
楽しみにしてるね。

なに、これ…。
ヤバいくらい気持ちいいんだけど…。

お前の中、俺のをどんどん引き込もうとしてる…。

好きなヤツが相手だとこんなに気持ちいいんだな。
初めて知った。

お前が俺の初体験奪ったんだ。
責任取って、これからもずっと俺の相手だけしろよ？

…いいな？

ん？
どうした？
甘えてきて…。

あっ！
…やっぱり。

熱出てきてる。
起きてたら余計悪くなるよ。
ベッド行こ？

ダダこねないの。
心配しなくても、ずっとそばにいるって。

ほんと、ほんと。
手繋いでてあげるから。

ちゃんと寝て、早く治そうね。

ん…もう朝？
ヤダ…まだ起きたくない…。

ギュ

…一緒に2度寝しよ？

一緒に2度寝しようよ。
ね？

ヤダ。
離さない。

一緒に2度寝するって言うまで離さないもん。
だって起きたら君が僕から離れるでしょ？
離れてほしくないんだもん。

ねぇ…このまま一緒に寝よ？

今すごい音したけど、どうしたの！？

あぁ…コップ割っちゃったんだ…。

謝らなくていいよ。
形ある物、いつかは壊れるんだから。

それより、怪我してない？
大丈夫？

もう…落ち込まないの。

どうしても気になるなら、今週末、お揃いのコップ、買いに行こ？

同窓会、いってらっしゃい。
気をつけてね。

帰りは迎えに行くから連絡して。
絶対だよ？
約束だからね？

あっ！
あと、忘れ物。

…キスマーク。

虫除けにはなるでしょ？
もしかしたら君を狙ってるヤツがいるかもしれないから。

コレは、俺の物って証…ね？

なぁ、ちょっといい？

なんでそんなに冷たいわけ？
昨日の夜あんなに愛し合ったのに…。

一夜限り？
遊び？

んなわけないじゃん。
一夜限りで終わらせるつもりはないよ。
俺、本気だから。

…信じてないだろ？

信じてもらえるまで口説き続けるから覚悟してて。

じゃぁ、行ってきます。
なるべく早く帰ってくるね。

…あのさ、大事なこと忘れてない？

いってらっしゃいのチューとギューしてもらってない。

いらなくない！
大事なの！
チューとギューしてもらわないと仕事がんばれない…。

だから、ね…お願い。
…して？

傷、痛い？

全然気持ち悪くないよ。
だって、この傷も君自身でしょ？
君の全部が好きだもん。
気持ち悪いなんて思わないよ。

君は気持ち悪いって思うの？
この傷。

傷の数だけ、君ががんばって生きてきた証でしょ。
それはとても素敵なことだと思うよ。

おはよ。
早くしないと遅刻するよ？

…どうしたの？
行きたくないの？

じゃぁ、今日は休んじゃおっか。

怒るわけないじゃん。
いつもがんばってるんだもん。
たまには息抜きも必要でしょ？
じゃないとやってらんないって。

ズル休みしたことは2人だけの秘密ね？

君って、『他人が傷つかなければ、それでいい』って口癖のように言うよね。
それって、自分自身にも当てはまらない？

他人を思いやれる優しさがあるなら、自分自身にも優しくしてあげて。
自分自身を傷つけないであげて。

今以上に傷つく君を見たくない…。

体調悪い時くらい無理すんなって。
あとのことは俺がやっとく。

『ごめん』とか『ありがとう』とか言わなくていいから。
困った時はお互い様じゃん？

大人しく布団に入っとけ。
欲しい物あれば言えよ。
持ってくから。

今は自分の体のことを考えろ。
いいな？

1人にしてほしいの？

ヤダ。
絶対ヤダ。

だって、そんな辛そう顔してるのに1人になんかしたくない。
何もできないけど、そばにいたい。

どうせ1人になったら泣くんでしょ？
そんなことさせない。
泣くなら、俺の腕の中で泣いてよ。

…だから、そばにいさせて？

仕事に集中してるとこ悪いけど、目の前にいる俺のこと忘れてない？

忘れてないって言うなら、今俺が話したこと言ってみてよ。

…ほら、言えないじゃん。

仕事終わるの待ってるけどさ…終わったら全力で俺のこと構うって約束して？
…じゃないと、イタズラするからね？

最近さ、ふと思うんだよね。
幸せだなぁって。

一緒にいるだけで楽しくて、嬉しくて、愛おしくて。
この先もずっと一緒にいたい。
隣で笑っててほしい。

こんな風に思えたのは君が初めて。

だから…だからね…。
付き合う一歩先に進んでみない？

つまり…結婚…しよ？

こっちおいで。

ギュ

顔色悪いけど大丈夫？

…ごめん。
今の聞き方だと大丈夫じゃなくても『大丈夫』って言っちゃうよね。

顔色悪いから休んで。
俺の肩に頭乗せて、寝てていいから。
寝るまで背中トントンしてあげる。

体調悪い時は無理しないでいいよ。

やっと寝た…。

ん？
泣いてるの…？

寝ながら泣くとかあり得ないし。
心も体もボロボロじゃん。

いつも大丈夫って笑って自分も周りもごまかして…。
ここまで無理してがんばる必要ないのになぁ…。

どうすれば、がんばらないでいてくれる？

…倒れないか心配だよ。