140字シチュエーション台本


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…何時?
はぁ…。
起きなきゃ…。
でも、起きたくなーい。

ん?
動かない…。

ふふ。
これは行くなってこと?
がっちり抱きついてくれちゃって…。

仕方ないなぁ…。
もう少しだけ、このままでいてあげる。
代わりに、かわいい君の寝顔、見せてもらうからね。
会いたかったっ!

ギュー

会えない時間が長すぎて、すごく不安だった。
このまま自然消滅になっちゃうのかな、とか、いろいろ悪い事ばかり考えちゃって…。

笑い事じゃないよ。

不安だった分、今いっぱい君に触れさせて。
ヤダって言っても、今日は離さないから。
最近ずっとガム噛んでない?
口寂しいの?

あぁ…禁煙か…。
ちゃんとできてるんだ。
えらいじゃん。
絶対できないと思ってた。
だって、お前我慢とか苦手じゃん。

でもさ、なんか、すっげーイライラしてね?

…イライラなくすおまじないしてやろっか。

チュ
おかえり。
随分遅い帰りだけど、いつもこうなの?

そっか…。
女の子が1人で帰るには危なくない?

『それより、どうしたの?』って会いに来ちゃダメだった?
迷惑だった?

どうしても会いたくて会いに来ただけ…。
君の顔が見たかった。

ただ、それだけ…。
ずっと君の背中を追い続けてきた。

追いかけて
追いかけて
追いかけて…。

ちょっと時間がかかったけど、やっと君の背中に追いついた。

今日、ようやくこの言葉を君に告げられる。

君のことがずっと好きでした。
絶対に幸せにします。
だから…付き合ってください。
まーた、ボロボロになってる。

はぁ…。
仕方ない…。

ギュー

『痛い』?
この痛みは俺がボロボロになってるお前を見て苦しくなってる胸の痛みだから。

お願い。
この痛みをちゃんと感じて、理解して。

苦しいのはお前だけじゃないよ。
俺も一緒だから。
俺の初恋?
それ、聞きたいの?

んー、そうだなぁ…。
それなりに付き合いはしたけど、本気で『好きだ』って思った奴いなかったからなぁ…。

そう言われたら、お前が初恋かも…?

……ちょっ…こっち見るな!

恥ずかしいこと言わせんなよ…。
バカ…。
俺に隠し事してない?

…『してない』って…ほんとに?

言ってくれなきゃ、分かんないんだけどな。
なんとなくは想像できても、それが真実かどうかなんて、お前じゃなきゃ分かんないし…。
俺、お前とは本音でぶつかりたい。

だから、思ってること、全部言って?
お待たせ。
これ、お前の好きなジュース。

俺のは、ブラックコーヒー。
お前が飲むようなのは甘すぎて飲めないの。

『苦いじゃん』って?
それはお前がお子ちゃまな証拠だよ。
俺は大人だからな。

ブラックでも十分甘いよ。
だって…。

チュ

ほら、すっげー甘い。
俺の言葉、届いてる?
届いてるっていうわりに、無理するよね。
今だって、そう。

今日はもう終わり。
残りの時間は俺にちょうだい。

君を甘やかすための時間だから。
これっぽっちの時間じゃ全然足りないけど、いっぱい君を甘やかすつもりだから覚悟してね?
君の全部を見せてよ。
強がりな君も、寂しがり屋な君も隠さずに見せてよ。

俺はどの君も好きだよ。
だって、それは全部君自身なんだもん。
嫌いになんかなれないでしょ?

知れば知るほど、きっと君のことをもっと好きになるはずだから。
それだけ君に夢中なんだ。
おはよう。
朝だよ。
起きて。

遅刻しちゃうよ?
そろそろ起きないとほんとにヤバイよ?
ねぇってば…。

…起きてるね?
ほら、起きよう?

『目覚めにキス』?
そしたら、ちゃんと起きる?
絶対だよ?
約束だからね?

ったく、もう…。
仕方ないなぁ…。

チュ
こーら。
こんなところで寝てたら体痛くなるよ?
寝るならベッド行きな?

『待ってた』って…。

…ありがと。
先寝てていいって言ったのに…。
君だって疲れてるはずなのに、いっぱい待たせてごめんね。

今日は一緒に寝よう。
君の大好きなギューいっぱいしてあげる。
あれ?飲まないの?

あっ…これ、お酒?
君、お酒飲めなかったよね。

じゃぁ、俺のウーロン茶と交換しよ。
まだ飲んでないから安心して。
お酒は俺が代わりに飲んでおくから気にしないでいいよ。

こういう時は『ごめんなさい』じゃなくて『ありがとう』だよ。
こっち来るなよ?
今からタバコ吸うから。
お前、タバコ嫌いじゃん。

禁煙してても吸いたくなるの。
そんな時だってあるんだよ。

ちょっ…タバコ返せよ。
おい!

チュ

『これでいいでしょ』って…。
バぁーカ。

そんなので足りるわけねぇーだろ。
もう一回させろ。
なぁ、さっき何話してたの?
先輩と…。

すげー仲よさそうに話してたじゃん。
めっちゃニコニコしてさ…。

…うるさいなぁ。

悪いかよ…。
彼女が他の男と一緒にいるだけで嫉妬するんだよ。
俺はそういう男なの。
知ってるだろ…。

だって、お前は俺のじゃん。
やだ…行かないでよ…。
僕を一人にしないで…。

一人じゃもう立てないよ…。
君と一緒じゃなきゃ無理なんだよ…。
君なしじゃ生きられないんだよ?
呼吸の仕方さえ分からなくなるんだよ?

そんな僕を一人にするの?
しないよね?

…だって、君は優しいから。
はい、これ。
あげる。

このひまわり、君っぽいなぁって思って、買っちゃった。
たまたま花屋の前を取った時に目にとまってね。

柄でもないのは承知の上だよ。

いいじゃん。
日頃の感謝も込めて、プレゼントさせてよ。

…ハッピーサマーバレンタイン。
心霊系とか苦手なくせに、何で見たがるかなぁ。

あ~ぁ…涙目になっちゃって…。
怖いなら最初から見なきゃいいのに…。

まぁ、そんなところがかわいいんだけど。

一緒に寝てほしいなら、俺の腕の中においで。
今日だけは特別にギューして寝てあげるから。
あれ?
もう帰るの?

そっか…。
仕方ないよね…。

……ねぇ、泊まっていかない?
もう少しだけキミと一緒にいたいんだもん。
キミは違うの?

強制はしないよ。
帰りたいなら帰っていいよ。

ただ、もう少し一緒にいたいって思うことは、ワガママかな…?
おかえり。
って、どうしたの?
顔、真っ青だよ?

…知らない人につけられた?

なんで俺を呼ばないの?
もし、何かあったらどうするの?

一人で何とかしようとしないでよ…。
俺がいるじゃん?
少しは頼って?

明日からは迎えに行くから。
ちゃんと連絡してね?
もしもし?
待ち合わせ時間過ぎてるんだけど。
今、どこにいるんだよ。

はぁ!?
迷子!?

ったく…。
今、何が見える?

だいたいの位置は分かった。
今立ってる場所から一歩も動くな。

俺が迎えに行くから。
ちゃんと迎えに行くから、心配せずに待ってろ。
いいな?
あぁー!
またエアコンつけてない!
いつも『エアコンつけろ』って言ってるでしょ。
なんでつけないかな?

…『エアコン、嫌い』?

そんなこと言って、この間部屋の中で熱中症で倒れてたのは誰?
君でしょ?

お願いだから、もうあんな怖い思いさせないでよ…。
敵わない恋だって分かってる。
自分の気持ちを伝えたって受け入れてもらえるなんて思ってない。

でも、どうしても止められない。
止めることができないくらい、君が好き。

だから、どうか思いっきり振ってほしい。
そうすればきっと諦めがつくと思うから。
こーら。
また泣きそうな顔になってる。

違くないよ。
ほんとだよ。
自分のことなのに分かんない?

俺が一緒にいるのに、一人で泣こうとしないでよ。
なんのための俺?
一人で泣かせないためでしょ?

おいで。
俺の腕の中でいっぱい泣きな。

…今までよく我慢したね。
この手を離したら君はどこへ行ってしまうのだろう。
遠くかな?
近くかな?

どっちにしても、君は僕から離れてしまう。
僕の目の届かないところへ。

そんなのは嫌だ。
一秒たりとも離れたくない。

だから、僕はこの手を離さない。

だって、愛する人の手なんだから。
ねぇ、何食べてるの?
パピコ?
あっ、今日パピコの日だっけ?

ねぇ、俺のは?
ないの?
一人で二つとも食べたの?
…ずるい。

じゃぁ、一口ちょうだい。
ね?いいでしょ?

…くれないの?
泣いちゃう…。
なんてね…隙あり!

チュ

ふふ。
ごちそうさまでした。
ねぇ、ねぇ。
ギューして!
ギュー!

やったー!
ギュー。

ん?何?
『僕が元気ない』って?

…君には全部バレちゃってるなぁ。

慰めてほしいわけじゃないの。
ちょっとだけ君にギューしてほしいだけ。
ただそれだけなの。

君のギューは僕は元気の源だから。
この間ふと気付いた。
僕らの行動が似ていることに。

飲み物を飲むタイミングだったり
しゃべり出すタイミングだったり
寝姿だったり…

ふとした瞬間、同じ行動を取っている。
これって、それだけ同じ時間を過ごしてきた証拠なんだよね。

これって、幸せなことだよね。
週末は好きだけど嫌い。
君に会える金曜の夜は好き。
だけど、君と離れる日曜の夕方は嫌い。

君に会いたいのに会えない平日は一番嫌い。

もっと一緒にいたいなぁ。
だって、君のことが大好きだから。

平日なんかなくなって、ずっと週末が続けばいいのに…。
朝起きると、隣に君がいる。
優しくキスをして起こすと微笑む君。

夜ベッドに入る時、君を抱きしめる。
優しくキスをして一緒に眠りにつく。

君と同棲を始めて些細なことに幸せを感じる。
全て君が隣にいるから。

ずっとずっと死ぬまでこの幸せを感じていたい。