金色玉三郎[女性向けボイス]
voice:金色玉三郎[女性向けボイス]
塩原榛斗
voice:塩原榛斗
ふたたび るびぃ
voice:ふたたび るびぃ
乃楽猫ちゃんねる
voice:乃楽猫ちゃんねる

エアコンの温度設定で彼女と喧嘩した暑がり彼氏

(あくび)ふぁ…。

もうこんな時間か…。

明日も早いし、そろそろ寝よ?

【エアコンの設定温度を変える音】

あぁ~。冷たい風が気持ちいい。

【エアコンの設定温度を変える音】

ちょっとっ!エアコンの温度、上げないでよっ!

この部屋暑くて、温度下げたんだから。

【エアコンの設定温度を変える音】

君の設定した温度じゃ、俺が暑くて寝られないの。

だから、勝手に上げないで。

いい?

ったく…。

(小声で)夏は暑い人に合わせるのが常識でしょ。

ん?どこ行くの?

『ソファーで寝る』?

なんで?

いつもみたいに、ここで寝ればいいじゃん。

『寒い』って…。

(夏布団なつぶとん)(くる)まって寝てれば寒くないじゃん。

むしろ、暑いくらいでしょ。

なんで(かたく)なにソファーで寝たがるの?

俺と一緒に寝るのがそんなにイヤ?

『我慢の限界』って…。

そんなに寒いの我慢してたの?

…俺、君が隣にいてくれないと寝れないんだけど。

ソワソワして、落ち着いて寝れないの。

君が隣にいるのが俺の中で当たり前になっちゃってるから、一緒に寝てくれないと困るの。

どうしても、ソファーで寝るの?

俺がこんなにお願いしてもダメなの?

…ヤダ。

君がソファーで寝るの、ヤダ。

行かないでよ…。

……あっ!

ねぇ、ねぇ!いいこと、思いついた!

やっぱり、君は俺の隣で寝るのが1番だと思うんだよ。

だって、ここ、空いてるんだよ?

【ベッドをトントン叩く音】

君だけの(特等席とくとうせき)

ここなら俺がくっついて君を(あたた)めることができるんだよ?

ね?ここにいようよ。

俺は君とくっついて寝られる。

君は俺に(あたた)められて、寒くなく寝られる。

まさにウィンウィンだと思わない?

ね?一緒に寝ようよ。

先着一名様(かぎ)りの(特等席とくとうせき)、いかがですか?

今なら特別サービスで、ギューも()いてますよ。

()(どく)だと思いますよ。

…ほら、おいで?

俺の腕の中、おいで?

(彼女を抱きしめる)ギュー

(つか)まえた。

うわぁ…。手も足も、冷えてるね…。

氷みたいに冷たくなってる。

気持ちいいー!

俺にとっては、かなり気持ちいいの。

俺の手足、あったかいでしょ?

この(あつ)さ、俺には(あつ)すぎて気持ち悪くなるの。

だから、君の冷たさが気持ちいいの。

気持ちよすぎて、ずっと(ふれ)れていたい…。

君の体、冷やさないようにずっとギューってしてるね。

(耳元で)今夜から、もう君のこと離さないから。