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ASMR-海月-Miduki VOICE ch.
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副反応で体調を崩した彼氏を、つい甘やかしてしまう彼女

おはよ。

どうしたの?
顔色、悪いよ。

何でもないって感じじゃないから聞いてるの。

気持ち悪い!?
吐きそう?

そこまでじゃないんだ。
そっか、そっか…。

昨日までは元気だったのに…。
なんで急に体調崩しちゃったんだろ?

昨日の晩ご飯が悪かったのかな?
でも、それだと同じ物食べた私も一緒に気持ち悪くなってるよね…。

……ほんと、何が悪かったんだろう…?

ん?私?
私は全然平気だよ。
いつも通り、元気。

(考え込んでる感じで)昨日……変わったこと…。

…あっ!
昨日の予防接種したじゃん。
もしかしたら、それが原因とか…?

注意書きに書いてたよ。
『注射した日から翌日にかけて、体調が悪くなる人がいます』って。
たぶん、それじゃないかな。

今日は無理しないで、ゆっくり休んでて。

とりあえず、ベッド行こ?
リビングじゃ、ゆっくり寝ることもできないでしょ。
ね?

『ヤダ』じゃないよ。
いい子だから、言うこと聞いて?

ん?
してほしいことがあるの?

いいよ。
私にできることなら、してあげる。
何してほしいの?

…ギュー?

いいよ。
おいで。

(彼氏を抱きしめる)

普段からは想像つかないくらい甘えんぼさんだね。
…かわいい。

(少しだけ背中トントンする)

ほら、もう離れて。
満足したでしょ?
ギューもしてあげたし、ベッド行ってて。
あとで食べられそうな物持って行くから。

また『ヤダ』って…。
なんでイヤなの?

『1人でいたくない』?

あとで行くって言ったでしょ?
それまで大人しく寝てて。
ね?お願い。

もう…。
『ヤダ、ヤダ』って子供みたいにダダこねて…。

……久しぶりに体調崩したから弱気になっちゃってるのかな…。

(溜息)ふぅ…。
分かった。
分かったから。
一旦離れて。

(彼氏と体を離す)

一緒にベッド行こ。
ね?
それならいいでしょ?

ん。
じゃぁ、ベッド行こ。

(リビングからベッドルームに移動)

お布団の中、入って。

何?
隣ポンポンして…。

……まさか、添い寝しろってこと…?

仕方ないなぁ…。
今回だけだからね。

ちょっと奥につめて。

お邪魔しまーす。

(彼氏の布団に潜り込む)

ふふ。
…君の匂いでいっぱいだね。
部屋も、布団も…。

毎日、君が過ごしてる部屋だし、寝てる布団だから、当たり前なんだけどさ…。
なんか君に包まれてるみたい。

同じ家にいるのに、寝るところはお互いの部屋じゃん。
ちょっと新鮮かも…。
こういうの。

(小声で)…たまに、一緒に寝よっか。

冗談でも、嘘でもないよ。
ほんと。

エッチぃこと?
んー……たまに、くらいなら…。

具体的に?
そうだなぁ……10回に1回くらい?

少なくないよ!
そんな毎回一緒に寝ててエッチぃことしてたら私の体力がもたないもん…。

ヤダ……ちょっと…どこ触ってんの?
こらっ…やめてってば…。

さっきまで、気持ち悪いんじゃなかったの?

『一緒に寝てもらったら治った』?

そんなバカなこと、あるわけないでしょ。
ほら、寝なさい。

(あくび)ふぁ…。

一緒にお布団入ってたら、あったかくて、眠くなってきちゃった…。

ふふ。
あくび、うつっちゃったね。

大丈夫だよ。
体調崩したのも、今だけ。
寝て起きたら、きっとよくなってるはずだから。

絶対よくなるとは言わないけどね。
多少(らく)になってるんじゃないかな。

なんとなく、そう思っただけ。
…彼女の勘ってヤツ、かな?

起きても、よくなってなかったら?

んー……『君の言うこと、1日なんでも聞いてあげる』とか、どう?

えっ!?
エッチぃお願いも!?

…1つだけならいいよ。

1つだからね!
それ以上は無理っ!

はい、この話はおしまいっ!

いつまでも、はしゃいでないで、寝るよ。
目、閉じて。

おやすみ。
早くよくなりますように。

(触れるだけのリップ音)