ねぇ。
いつまで起きてるの?
もうすぐ日付変わるって気付いてる?
(彼女:「もうそんな時間?」)
ここんとこ、毎日寝るの日付変わってからじゃん?
そんな生活してたら、近いうちに体壊すよ?
(彼女:「大丈夫だって。体の丈夫さだけは取り柄だから」)
目に見えるとこから壊れていくとは
メンタルからやられて、気付いた時にはフィジカルも…なんてことはよくあるんだし…。
(彼女:「そうだね」)
(呆れた感じで)あのさぁー。
『そうだね』って言うくせに、全然手止めようとしないのは、俺にケンカ売ってんの?
(彼女:「そんなつもりないよ」)
だって、そうじゃん。
言ってることとやってることが違うし…。
何より、俺の方見ようともしない…。
(彼女:「今忙しいから後にしてくんない?話なら後でゆっくり聞くから」)
はいはい。
分かりましたよー。
そっちがそういう態度をとるなら、俺にも考えがあるんだからね。
お邪魔しまーす。
(彼女とソファの間に座ろうとするが、隙間が狭くて座れない)
ちょっと前に寄って。
君とソファの間に座れない。
(彼女:「…はぁ?別のとこに座ればいいでしょ?」)
ヤダ。
ここに座りたいの。
うだうだ文句言ってないで、さっさと動いてよ。
(彼女の後ろに回り込み、バックハグする)
やっぱ、ここが1番落ち着くわ…。
……何?
(彼女:「邪魔なんだけど」)
邪魔なんかしてないじゃん。
ギューって、スキンシップしてるだけだし。
ほら。
俺のことは気にしないで、仕事の続きしなよ。
手、止まってるよ?
(彼女:作業の続きを始める)
……ねぇ。
明日だけどさ、久しぶりに出かけよっか?
(彼女:「お出かけ?デートってこと?」)
そ。
デート。
(彼女:「いきなりどうしたの?」)
なんか、そんな気分になったから言ってみただけ。
行きたくなければ、別に行かなくていいよ。
いつもみたいに家でゲームするから。
(彼女:「行くって言っても、どうせ明日の朝になったら気まぐれ起こして『行くのやめた』って言うんでしょ?」)
気まぐれは起こさない。
絶対に。
約束する。
もし、気まぐれ起こして、明日の朝「やっぱデート行くのやめよ」って言ったり、めんどくさそうにしたら、明日から1週間家事の分担全部俺がやる。
(彼女:「そんなこと言っていいの?」)
男に
やるったらやる!
こんなこと言えるくらいにはマジなんだよ。
…どうする?
デート、する?しない?
どっち?
(彼女:「……デートする」)
ん。
じゃぁ、もう寝ない?
明日寝坊したら、せっかくのデートが台無しになっちゃう…。
(彼女:「でも…」)
そんなに起きてたいなら起きてていいよ。
もし寝坊したら、明日から3日間家事の分担全部君ね。
(彼女:「なんで!?」)
当たり前じゃん。
それくらいの罰は必要でしょ?
楽しみにしてる俺の気持ちを裏切るんだもん。
(彼女:「楽しみにしてるの?」)
ふふ。
久しぶりのデートだよ?
楽しみにしないヤツいる?
まぁ、外に出るのはめんどくさいけど、たまには悪くないかなってね。
お
(彼女:「あっ…服とか全然決めてない…!」)
服とかは明日起きてから決めたらいいよ。
俺も一緒に選んであげるから。
あっ…
夜更かしはお肌の敵なんでしょ?
明日、今よりもっとかわいくなるために、そろそろ寝よ?
(耳元で)今日はよく眠れるように、特別に腕枕してあげるね。