(※ 2人で布団に入っている状態)
(あくび)ふぁ…。
んー……もうダメだ。
…寝るわ。
今日は疲れた…。
久しぶりに外に出たら、思った以上に疲れちゃった。
あのね、君を迎えに行って、ご飯食べてきただけって言うけど、普段外に出ない人間からすれば、たった数時間でも、すっごい体力使うの。
(あくび)ふぁ…。
明日、仕事は?
へぇー。
休みなんだ。
珍しいね。
なんかあったの?
ふぅーん。
そっか。
じゃぁさ、明日1日ぐーたらして過ごさない?
いっぱいがんばったんだし、たまには自分を甘やかしてもいいと思うよ。
起きるのは、お昼くらいで。
お昼ご飯食べつつ、ゲームして。
疲れたら、お昼寝して。
夕方に起きて、晩ご飯食べて。
お風呂入って、ゴロゴロして、寝る、みたいな。
もちろん、着替えはしない。
今のまま明日1日過ごすの。
どう?
ぐーたらマイスターの俺の提案。
最高じゃない?
『いいのかな?』じゃなくて、いいのっ!
「よくがんばりました!」って、自分で自分を褒めてあげなきゃ。
自分のがんばりを1番知ってるのは自分でしょ?
ね?
せっかくだし、俺も付き合うからさ。
えぇー!?
一緒にぐーたらさせてよ。
俺だって、家で仕事がんばってたんだよ?
嘘じゃないよ。
今朝言ってた仕事も、お昼過ぎに終わらせたし。
(自慢そうに)ふふん。
えらいでしょ。
ぐーたらしてるようで、ちゃんとしてるの。
惚れ直してもいいよ。
痛っ!
いいじゃん。
少しくらい調子乗ったって。
仕事がんばったのは、事実なんだし…。
ちょっとくらい褒めてよ…。
…何、その顔…。
『はい、はい』みたいな…。
ムカつくんですけど…。
夕方から、ちょいちょい
なんなの?
今更謝っても遅いよ。
俺、怒ったから。
悪い子にはお仕置きね。
ダーメ。
悪いことしたら、
(濃厚なリップ音)
こらっ!
顔
『苦しい』?
そんなの当たり前じゃん。
苦しくなるようにキスしてるんだから。
じゃないと、お仕置きにならないでしょ。
(濃厚なリップ音)
さてと、この先どうしよっか。
せっかくだし、決めさせてあげる。
このまま寝てもいいし、続きしてもいいし。
君の好きにしていいよ。
『寝る』!?
じゃぁ、いいよ。
寝てて。
俺はこのまま寝るなんてできないから、君の体借りるね。
ちょっとコレをなんとかしないといけないから。
君が隣にいるのに、1人で処理するわけないじゃん。
(耳元で)大丈夫。
すぐその気にさせてあげる。
…俺に任せて。
(濃厚なリップ音) ※ キスのままフェードアウトしてください。