JIN ASMR
voice:JIN ASMR
Shou‘s voice
voice:Shou‘s voice
ふたたび るびぃ
voice:ふたたび るびぃ

彼女の僅かな変化にいち早く気付く年上で上司の彼氏

仕事中悪いんだが、ちょっといいか?
さっき提出してもらった書類の件なんだが、再提出してくれ。

お前にしては珍しく、誤字・脱字・記入ミスが目に余ってな…。
あまりに多いから訂正箇所に赤丸しておいたから。

……ん?
おい、俺の話、聞いてるか?
こっち来い。

【ドアの閉まる音】

札を使用中にして…っと。
会議室なら誰にも邪魔されずに話せるでしょ?

俺の勘違いだったらごめんね。
あのさ……女の子の日来た?
今朝はいつもと同じ感じだったのに、昼休みすぎてから急に様子がおかしくなったからね。
メイクも朝よりずっと濃くなってるし、普段はしないようなミス連発するし…。
考えられるのはそれくらいかなぁって思って。

やっぱり来たんだ。
痛み止め、ちゃんと飲んだ?
飲んでないの!?
どうして?
いつもデスクの一番上の引き出しの中に常備してるでしょ?

ないなら、昼休みに連絡入れてよ…。
それくらい買いに行くのに…。

君、痛み止めないと、どんどん酷くなるじゃん。
前に一度倒れたの、忘れたとは言わせないよ?

今の痛みの状況を教えて。
お腹だけ痛い?
お腹も腰も痛い?
…両方…か。

ここで話してても君の痛みはなくならないから、医務室に行こう。
とりあえずベッドで横になった方がいいよ。
メイクでは隠せないほどに、顔、真っ青だから。

行きたくないとか、わがまま言わないの。
仮に、このまま仕事してても周りの迷惑にしかならないから。
大人しく医務室で休んでて。
連れていってあげるからさ。

でも、少しここで待ってて。
誰が来ても開けちゃダメだよ。
いい子で待ってて。

(間を開ける)

お待たせ。
それじゃ、医務室に行こうね。

(医務室到着)
【ドアを開ける音】

失礼します。

すみません。
体調が悪いみたいなんで、少しベッド借りてもいいですか?

(以下、最後まで小声で)
ほら、許可貰ったからベッドに座って。
スカート、皺になるけど、仕方ないか…。
上着は椅子に畳んで置いておくから。

さっき外に出て痛み止めと小腹に入れるものと水買ってきた。
さすがに痛み止め飲むのに、何も食べないままってのはよくないから。
君が好きなクッキーがあったから、それにしたんだ。
これ食べてから痛み止め飲もうね。

ちゃんと飲んだ?
それじゃ、もうベッドに寝ようか。
体冷やすとよくないから肩まで布団掛けて。

本当はずっとついててあげたいんだけど仕事残ってるから、俺、デスクに戻るね。
ゆっくり休んで、痛みがちゃんと引いたら戻ってきて。

(彼女が袖を引っ張る)

何?どうしたの?
一人は嫌なの?

でも、ここは医務室で、俺達の他に人もいる。
寂しいのは分かるけど、家に帰るまで我慢できない?

何で君はそんなにかわいいこと言うのかな?
『側にいて』なんて言われたら、戻れなくなるでしょ。
少しだけギューしてあげる。

(笑いながら)
ただ俺がしたいだけなの、バレたか。

ギュー

(溜息)はぁ…。
本当は俺だって戻りたくないよ?
でも仕事が残ってる。
仕事を終わらせないと君と触れ合える貴重な時間が減っちゃう。
いい子な君なら分かってくれるよね?
お願いだから、今だけは我慢して?
ね?

なっ……!?
キスなんてこんなところでできないでしょ!
『お願い』って…。
君、その顔でお願いされたら、俺が断れないって分かっててやってるでしょ。

ったく…。
軽く触れるだけだからね?
それで我慢できる?
絶対だよ?
約束ね。

(軽いキス)チュ

はい。これでいい子にして、ちゃんとベッドに寝て。
布団も掛けてあげる。
痛いの、まだ辛いと思うけど、薬が効くまでのもうちょっとの辛抱だからね。
君が元気になるまでに、俺も全力で仕事終わらせてくるから。
いってきます。

あっ、そうだ。
君のパソコン、少し触らせてもらうね。
さっきの書類のデータ、俺が貰って修正しておくから。
あの程度ならすぐ終わるから気にしないで。

どうしても気にするなら、俺のお願い一つだけ聞いてよ。
今は内緒。
君がいつもの君に戻ったら教えてあげる。
だから、ゆっくり休んでね。