Shou‘s voice
voice:Shou‘s voice

発熱した彼女が帰宅したら朝より熱が上がってて看病する彼氏

おかえり

会議どうだった?
うまくいったんだ。
おめでとう。

じゃぁ、これね。
何って、見れば分かるだろう?体温計。
熱、測って。

今自分がどうなってるか分かってる?
顔、すごい真っ赤。
茹蛸みたいになってる。

(小声で)
確実に朝より熱上がってるな…。

ん?何も言ってないよ。
測れたか?
どれどれ…うわっ!
朝よりずっと熱上がってるじゃん。
よくこれで仕事できたな…。

お昼はちゃんと食べたのか?
食べてないって…。
食欲なかったってこと?
今は食欲どう?
全然食欲湧かないか。

ちょっと首触るぞ。
少し汗かいてるな。
お風呂沸いてるから、汗流してスッキリしてこい。
少し熱めにしてるけど、ちゃんとお湯に浸かって、体の芯から温まってこいよ。
ゆっくりでいいから。

(調理開始な感じで)
さてと、あいつが風呂に入ってる間に雑炊でも作ってやるか。
生姜とネギと卵と…。

(彼女がお風呂から出てくる)
ちょうどいいタイミングだな。
晩飯の準備がちょうどできたところ。
ソファーに座って待ってて。

お待たせ。
俺特製の雑炊。
体が温まる物いっぱい入れたんだ。
食欲ないだろうし、食べられる分だけ食べて。
残ったら俺が食べるから。

味、どう?
ちょうどいい?
よかった~。
薄味って苦手だから、味しないんじゃないかと心配で…。
熱いから、ゆっくりな。

(彼女、食事を終える)
お粗末様でした。
結局全部食べてたけど、お腹大丈夫か?
気持ち悪くなったりしてないか?
じゃぁ、最後は薬飲んで。
はい、よくできました。

子供扱いするなって?
だって、お前薬嫌いじゃん。
だからちゃんと飲めて偉いって褒めてやってるの。
素直に受け取っとけって。
よし♪よし♪

さて、寝るか。
ん?寝たくないって?
寝たくなくても寝るんだって。
寝ないと治るものも治らないだろ?
さ、ベッドルームに行くぞ。

はい、布団に入って。
布団の中、温かいだろ。
湯たんぽ入れて温めといたからな。
湯たんぽ、ちょっと貸して。
はい、タオルに包んだから、これ抱いて寝ればポカポカだぞ。

今は寒くはないんだよな?
それなら、頭の下には氷枕…っと。
これで少しは寝やすくなったと思うから。
ここに携帯置いとくな。
じゃぁ、俺はリビングにいるから、何かあったら連絡してくれれば来るから。

ん、何?
服の裾なんか掴んで。

行かないでって…。
急にどうした?
一人寝なんていつものことだろ?

寂しいって…。
あ゛~ぁ、もう!
こういう時だけ甘えてきやがって!
ギューしてやる!

どれだけ俺が今日一日心配したか知らないだろ?
お前が家出てすぐから心配だったから、ベランダからお前の姿が見えなくなるまでずっと見てたんだぞ。
会社に着くくらいの時間を計算して連絡だって入れたし。
これにはお前も驚いてたよな。
返信ですごい驚きようだったから、してやったりって思ったくらい。
それからは会社にいるからもしもの時は医務室に運ばれるだろうと思ってはいたけど、気が気じゃなかった。
いつ連絡が来てもいいように携帯と車の鍵はずっと肌身離さず持ってた。
夕方になっても連絡が来ないから、倒れなかったんだろうなぁとは思ったけど、お前が家に帰ってくるまでは心配だったんだからな。

こんなに俺を心配させられるのは世界中探してもお前だけなんだから。
どれだけ自分が俺の中で特別な位置にいるか自覚しろよな。

ふふふって笑い事じゃないんだけど?
はぁ…。
明日も仕事?
休みにしてもらえたんだ。
よかったな。

明日休みなら、明日はゆっくり寝て明日一日で全快できるようにしような。
俺もまだ休みだし、一日ずっとお前の側にいてやるから。

明日は何食べたい?
食欲ないままだろうし、あんまり胃に負担のかからない物作ってやる。
さっき食べた雑炊?
あんなのでいいのか?
まぁ、そんなにお前が気に入ってくれたなら、これから調子が悪くなったらあの雑炊作ってやるよ。

そろそろ寝ろって。
肩までちゃんと布団かけて。
お前が寝るまで添い寝してやるから、安心して寝ていいよ。
ちゃんといてやるって。
信じてないな?

なら、これでどう?
手、繋いでてやるよ。
これで安心して寝られるだろ?

おやすみ。
(リップ音)チュ。