もう、帰らなきゃいけない時間?
楽しい時間って、あっという間に過ぎちゃうね…。
もっと一緒にいたいな…。
……ねぇ、俺が『帰らないで』って言ったら、怒る?
えっ…ほんとに!?
もう少しいてくれるの?
ありがとっ!
(彼女を抱きしめる)
ごめんね。
ワガママ言って…。
君には君の予定があるって分かってる。
分かってるんだけど、どうしても、もう少し一緒にいたくて…。
だって、寂しいんだもん。
今日会えたのだって、2週間ぶりなんだよ。
前に会ったのは、ご飯一緒に行っただけのほんの数時間…。
まともにデートすら、できなかったし…。
今日みたいに1日一緒にいられたのって、最近全然なかったじゃん。
めちゃくちゃ寂しかった…。
どうしても寂しいから、君の会社に会いに行こうかなって思ったけど、『迷惑になるかも…』って思ったら会いに行くこともできなくて…。
連絡しようかとも思ったけど、仕事の邪魔になって嫌われたらイヤだったからできなくて…。
君から『会えるよ』って連絡きた時は、すっっっごく嬉しかった。
嘘じゃないって。
あるよ。
…手、貸して。
ほらね?
今日、君に会ってから、ずっとドキドキしてるんだよ。
『今、手繋いでいいかな?』とか『今、キスしても大丈夫かな?』とか、そんなことばっか考えてた。
君に会えたことが嬉しかったから。
全然分かんなかったでしょ。
なるべく顔に出ないようにがんばってたもん。
そうじゃなくても、年下ってだけでも子供っぽく見られちゃうのに、浮かれてたらもっと子供っぽく見えちゃうじゃん。
そんなのイヤだもん。
年下だけど、しっかりしてるってところを見てほしかったから、必死だったんだよ。
えらい?
頭なでて。
ふふ。
嬉しい。
(溜息)はぁ…。
このまま時間止まらないかな…。
帰ってほしくない…。
もっと一緒にいたい…。
ワガママ言っちゃダメって分かってるのになぁ…。
気持ちが抑えられない。
えっ…泊まってくって…。
君の予定は?
大丈夫なの?
ほんとに?
…ありがと。
じゃぁ、さっそく一緒にお風呂入ろ。
その後は、一緒にご飯食べて、一緒にテレビ見て、一緒に寝ようね。
ダーメっ!
ずっと一緒にいるの!
長い間会えなかったんだから、1秒も離れたくないんだもん。
ね?
お願い。
ふふ。
やったー!
今日はずっと俺の腕の中にいてね。
約束だよ?