(嫁、子供を寝かしつけてリビングにやって来る)
やっと寝た?
ごめんね。
俺が寝かしつけようとしたら、『ママに絵本読んでもらうの!』って言うこときいてくれなくて…。
……俺、嫌われたのかな…?
ほんとに嫌われてない?
ほんとのほんとに?
……君に大丈夫って言われたら、なんか大丈夫な気がしてきた。
ありがとね。
このあとなんだけど……すぐ寝ちゃう?
少しだけ付き合ってほしいなぁと思ってて…。
……久しぶりに乾杯しよ?
君の好きなお酒買ってきたから…。
ん。
そのまま座ってて。
持ってくる。
(旦那、キッチンに行って嫁の分と自分の分の酒を持って戻ってくる)
はい。
(缶を開ける2人)
じゃぁ……乾杯。
(ひと口飲む)
……あのさ…ずっと気になってたこと聞いてもいい?
ここんとこ浮かない顔してるけど、悩み事とかあったりする?
俺でよかったら、話聞くよ?
…『女を捨ててる』?
なんでそう思ったの?
(相槌数回打つ)
……それは、君は何も悪くない。
悪いのは、ワンオペさせてた俺…。
だって、仕事が忙しいからって、君に家のこと全部押し付けて、家事にも育児にも全然参加してなかった。
お互い仕事して忙しいのは同じなのに…。
自分のことしか考えてなかった…。
……あっ!
だから、今日ツケが回ってきたのか…。
『パパよりもママの方がいい!』って…。
…ちゃんとパパやってなかったから…。
子供ながらに、ちゃんと見てるんだなぁ…。
(重めの溜息)はぁ…。
(嫁を労わるように)疲れてるくせに疲れてないように見せてる表情も、ちょっと肌荒れしたお肌も、寝不足でクマができちゃった目元も、今までいっぱいがんばってくれた証…。
もっと早く気付くべきなのに、こんなに身も心もボロボロになるまで気付かなくてごめん。
謝って済む問題じゃないけど……ほんっっっとにごめん!
……今週末、俺が子供の面倒見るよ。
うん。
仕事は大丈夫。
無理言ってでも休む。
で、君は美容院とか、エステとか、行きたいとこ行って、羽伸ばしておいで。
いいんだって。
こんなことで今まで甘えてた分がチャラになるとは思ってないけど、君にもママから一人の女性に戻ってリフレッシュする時間が必要でしょ?
ずっと一人でがんばってくれたんだから、次は俺ががんばる番。
……ね?
ゆっくりしておいで?
(嫁、泣き出す)
ヤダなぁ。
泣かないでよ。
俺が泣かせたみたいじゃん。
(自虐っぽく)……実際泣かせたようなもんだけど…。
(触れるだけのキス)
……お願い。
泣かないで?
泣いてる顔もかわいいけど、俺は君の笑顔の方が好きだな?
(嫁、泣きながら笑う)
ん。
やっぱ、笑顔の方が何倍もかわいい。
(触れるだけのキス → 濃厚なキス)
……あれ?
ちょっとお肌綺麗になった?
いやいや。
マジで。
なんか、ツヤツヤしてる。
もっとしたら、もっとツヤツヤになるかな?
(濃厚なキス)※長めにお願いします。
…ねぇ。
せっかく子供も寝てるし、続きしない?
ってか、したい…。
…君は、したい?
したくない?
どっち?
ふふ。
珍しく素直じゃん。
でも、お互い明日も仕事だから1回だけね。
…それ以上は……また今度…。
(濃厚なキス)※キスしたままフェードアウトしてください。