(あくび)ふぁ…。
もうこんな時間か…。
明日も早いし、そろそろ寝よ?
【エアコンの設定温度を変える音】
あぁ~。冷たい風が気持ちいい。
【エアコンの設定温度を変える音】
ちょっとっ!エアコンの温度、上げないでよっ!
この部屋暑くて、温度下げたんだから。
【エアコンの設定温度を変える音】
君の設定した温度じゃ、俺が暑くて寝られないの。
だから、勝手に上げないで。
いい?
ったく…。
(小声で)夏は暑い人に合わせるのが常識でしょ。
ん?どこ行くの?
『ソファーで寝る』?
なんで?
いつもみたいに、ここで寝ればいいじゃん。
『寒い』って…。
むしろ、暑いくらいでしょ。
なんで
俺と一緒に寝るのがそんなにイヤ?
『我慢の限界』って…。
そんなに寒いの我慢してたの?
…俺、君が隣にいてくれないと寝れないんだけど。
ソワソワして、落ち着いて寝れないの。
君が隣にいるのが俺の中で当たり前になっちゃってるから、一緒に寝てくれないと困るの。
どうしても、ソファーで寝るの?
俺がこんなにお願いしてもダメなの?
…ヤダ。
君がソファーで寝るの、ヤダ。
行かないでよ…。
……あっ!
ねぇ、ねぇ!いいこと、思いついた!
やっぱり、君は俺の隣で寝るのが1番だと思うんだよ。
だって、ここ、空いてるんだよ?
【ベッドをトントン叩く音】
君だけの
ここなら俺がくっついて君を
ね?ここにいようよ。
俺は君とくっついて寝られる。
君は俺に
まさにウィンウィンだと思わない?
ね?一緒に寝ようよ。
先着一名様
今なら特別サービスで、ギューも
お
…ほら、おいで?
俺の腕の中、おいで?
(彼女を抱きしめる)ギュー
うわぁ…。手も足も、冷えてるね…。
氷みたいに冷たくなってる。
気持ちいいー!
俺にとっては、かなり気持ちいいの。
俺の手足、あったかいでしょ?
この
だから、君の冷たさが気持ちいいの。
気持ちよすぎて、ずっと
君の体、冷やさないようにずっとギューってしてるね。
(耳元で)今夜から、もう君のこと離さないから。