【リップ音】 ※ 少し長めにお願いします。
ねぇ……そろそろ…しよ?
『なにを?』じゃなくて…。
気付いてるんでしょ?
俺が何をしたいと思ってるか。
…エッチ…したいんだけど。
俺たち付き合って
そろそろ次のステップに進みたいなぁ…なんて…。
今日、泊まれるんだよね?
じゃぁさ……しよ?
…エッチ。
ダメ…?
どうしてダメなの?
ちゃんと理由聞かせてよ。
いつも適当なことばっか言って、はぐらかされてばかり…。
そろそろ俺も我慢の限界なんだからね。
今日こそはちゃんと理由聞かせて!
じゃないと…。
(彼女を抱きしめる)
…離してあげない。
どう?
話してくれる気になった?
ふぅーん。
まだ『ヤダ』って言うんだ。
…どうしても話してくれないんだね?
分かった。
それなら、俺にも考えがあるし。
(彼女の匂いを嗅ぐ)
ふふ。
いい匂い。
今日は
ヤダ。
君が話してくれるまで、俺は俺のやりたいことをするんだもん。
(彼女の匂いを嗅ぐ)
あれ?
匂いが少し変わってきた…?
体もちょっと熱くなってきて、少し汗ばんでる…。
もしかして、匂い
痛っ!
叩かないでよ。
もうっ!
君が暴れるなら……えいっ!
(彼女を押し倒す)
押し倒されて、両手をひとつにまとめられたら、もう身動きできないね。
無理、無理。
どんなに
さっさと話してくれれば済むだけなのに、それをしない君が悪いんじゃん。
じゃぁ、もう一度チャンスをあげる。
理由を話さずに俺に匂いを嗅がれるか、素直に全部話してしまうか。
選んでいいよ。
ん?
『恥ずかしい』って…裸見られるのが?
それは俺も同じだよ。
嘘じゃないって。
もっと筋肉ついてて引き締まった体してたら全然恥ずかしくないけど、どこからどう見ても普通の体じゃん。
君に見られてガッカリされたりしないか、不安だしさ…。
俺は俺なりに、いろいろ気にしてるの。
分かってくれた?
だから…お互いに裸見なくて
そしたら、恥ずかしくないでしょ。
…ね?
やったっ!
嬉しいっ!
(彼女を抱きしめる)
…ヤバい。
すっごいドキドキしてきた…。
ほんと、ほんと!
信じてないね?
ちょっと手貸して。
…ね?
俺の心臓、今にも爆発しそうなくらいドキドキしてるでしょ。
顔に出ないだけなの。
当たり前じゃん。
好きな人と一つになれるかも…なんて思ったら、ドキドキしないでいられる奴なんかいないって。
俺のワガママ聞いてくれて、ありがと。
(濃厚なリップ音)
今夜は俺たちの初めての夜だから、思い出に残るように優しくしてあげる。
大好きな君を俺で全部
もう離さない。
あれ?
知らなかった?
俺って、かなり一途で独占欲強いんだよ。
…俺の愛、受け取ってくれるよね…?
(濃厚なリップ音) ※ そのままフェードアウトしてください。