普段は犬系なのにベッドの上ではドSな年下彼氏

【玄関扉の開閉音】

おかえりなさーい。

ケーキ受け取ってきてくれて、ありがと。
ご飯のあとにゆっくり食べようね。

あのね、僕も君に見せたいものがあって…。
せっかくのクリスマスだから、今日はお酒買ってみたの。

シャンパン!

僕も君も普段あんまりお酒飲まないから、度数低めの甘口のものにしてみたんだ。
このお酒、飲み慣れてない人でも飲みやすいって店員さんに(すす)められたの。
おいしそうでしょ。

早く乾杯したいから、着替えておいでよ。
その間にご飯の準備しとくからさ。

(少し間を開ける)

あーぁ…。
たったグラス1杯しか飲んでないのに、ここまでベロベロに酔って…。
こんなに酒に弱いなんて知らなかった。
外では絶対飲ませられないな…。

ねぇ、こんなところで寝ないで。
寝るならベッドまで連れて行くから。
酔っ払ってて1人でベッドまで行けないでしょ?

…聞いてる?

(溜息)はぁ…。
『酔ってないもん』って、そのセリフ、酔っ払いが必ず言うセリフだから。

もう、いい加減にして。
酔っ払いの(戯言ざれごと)は聞きたくない。
今から君を抱えてベッドに強制連行するから。

ほら、僕の首に腕回して。
ちゃんと(つか)まっててよ?

よいしょ…っと…。

(ベッドルームに移動する)

【ベッドのスプリング音】

ベッドに着いたよ。

…首に回してる腕、離してもらってもいい?
じゃないと、リビングの片付けできないんだけど。

あのさ……あんまり僕を(あお)らないでくれる?
耳元で『行かないで』なんて言われたら、さすがに僕も何するか分かんないよ?

ふぅーん。
いいんだ…。

じゃぁ、遠慮なく。

(濃厚なリップ音)

(唇を合わせたまま)まだ足りない…もっと…。舌、(から)めて。

(濃厚なリップ音)

ふふ。
息、めちゃくちゃ上がってる。

…なんかエッチぃね。
だって、そうじゃない?
呼吸する(たび)に胸が上下してる。

いつもなら普通のことで()んだかもしれないけど、今は状況が違うんだよ?
(うる)ませて、ほっぺ赤くして、お酒のせいで全身ピンク色。
まるで”ヤった後”みたい…。

せっかくだし、このまま楽しんじゃおっか。
プレゼント用意したけど、渡すのは明日でいいよね。

ん?
中身が知りたいの?
それは明日のお楽しみ。

(触れるだけのリップ音)

おしゃべりは、もうおしまい。
服、(まく)るね。

あれ?
この下着、新しいよね?
僕、見たことない…。
すっごくかわいい。

胸元にリボン付いてるし…って…。
もしかして、君からのプレゼントって君自身?

そっか。
だから、『行かないで』か…。

ほんと、かわいいんだから。

(彼女の胸元にキスマークを付ける)

ん。
綺麗に付いた。
僕の、っていう印。

小さい頃に言われなかった?
自分の持ち物には名前を書きましょう、って。
君は誰にも渡さない。
僕だけのなんだもん。
ね?

ふふ。
すっごく嬉しそう。

もっと付けてほしいの?
んー、どうしよっかなぁ。

…そういう時はどう言えばいいんだっけ?
いつも言ってるよね?

上手におねだりできました。
全身、僕の印でいっぱいにしてあげる。
着替える(たび)に今日のことを思い出して興奮しちゃうくらいにね。