おはよ。
よく眠れた?
ふふ。
まだ眠そうだね。
目がトロンってしてる。
あっ…うん…。
そうだね。
俺のせいだね。
『もう無理!』って言う君を無視して、何度もシちゃって…。
ほんとに、ごめん。
久しぶりに会えて、嬉しくてつい…。
もう昨日みたいなことはしないって約束するから、許して…?
(茶化す感じで)あれぇー?
おかしいなぁ?
君の目は期待してるのに、シたくないの?
ほんとに、それでいいの?
(笑いながら)嘘。嘘。
もうしないから。
(小声で)…今日はね。
それより、二度寝していいよ。
デート行くまで時間あるし。
心配しなくてもちゃんと起こしてあげるって。
俺?
俺は起きてるよ。
眠くないから。
えっ!?
なんで寝てないってバレたの?
隠し通せると思ったのに…。
一応寝ようとはしたんだよ?
だけど、寝れなくて…。
目
いろいろ試したけど、全部効果なし。
ってことで寝るのは諦めて、隣で気持ちよさそうに寝てる君の寝顔見てることにしたんだ。
こういう時じゃないと見れないじゃん。
寝顔なんてさ。
なんで顔隠すの?
隠しちゃダメ。
『
どのあたりが?
ふぅーん。
俺は全然そう思わないけどね。
だって、大好きな彼女の寝顔だよ?
どんな寝顔もかわいいに決まってんじゃん。
はいはい。
文句はまた起きて聞くから。
二度寝する時間、減っちゃうよ?
ほら。
目
俺も一緒に寝るの!?
ん゛ー……とっても魅力的なお誘いだけど、今日は遠慮しとく。
勘違いしないでね。
君と一緒に寝るのが、イヤなわけじゃないよ。
すっごく嬉しい。
でも、今は眠くないし、君の寝顔を見続けたい。
写真?
撮ってないよ。
君が起きた時にスマホいじってたのは、ゲームしてたから。
気になるなら、スマホ見る?
いいよ、見ても。
別に隠さないといけないものが入ってるわけでもないしね。
(スマホを操作する → 彼女に渡す)
はい。
どうぞ。
好きなだけ見て。
その写真は…この間のデートの時に撮ったヤツだね。
お口いっぱいに
ちなみに、消しても無駄だよ。
バックアップ取ってるから。
誰かに見せたりしないよ。
俺が1人で見るための写真だもん。
こんなにかわいい君を誰かに見せて取られたりしたら、たまったもんじゃないし。
うん。
独占欲強いよ。
知らなかった?
もういいの?
そ。
あのさ、スマホ見せた代わりに、お願い聞いてほしいんだけど…。
…ギュッてさせて?
(彼女をギュッと抱きしめる)
ヤバイ…。
めちゃくちゃ幸せ…。
君が寝てる間、ずっとギュッとしたかったんだけど、起こしたら悪いと思ってできなかったんだもん…。
(あくび)ふぁ…。
なんか眠くなってきた…。
いろいろ満たされたからかな。
このまま寝ちゃいそう…。
ん。
じゃぁ、目覚ましかけて、一緒に寝よっか。
(スマホを操作する)
これでよし、っと…。
(触れるだけのリップ音)
おやすみ。
夢でも会えますように。