(2人でベッドで寝ている)
ん…。
(あくび)ふぁ…。
おはよ。
ん?
んー……まだ眠い…。
ヤダ。
起きる。
起きるけど……眠い…。
(彼女を抱きしめる)
昨日はごめんね。
がんばりすぎて、無理させたから。
久しぶりに会えて、嬉しくてやりすぎちゃった…。
体、平気?
痛いところ、ない?
そっか。
なら、よかった。
ん?
…もうちょっとしたら、顔洗いに行く。
今はまだベッドでゴロゴロしたい。
眠いもん…。
(駄々こねる感じで)ん゛ん゛ー。
…分かったよぉ…。
顔、洗ってくる。
でも、その前にね…。
俺のシャツ着てるとこ、見せて。
ちゃんと見たい。
……ふぅーん。
ぶかぶかで、見えそうで見えない感じがエッチくていいね。
すっごくかわいいから、そのまま着ててもいいんだけど。
これ着たいから、返して?
君が着てると、服がないの。
クローゼットから出せばいいんだけど、めんどくさいじゃん?
パンツ1枚でウロウロするわけにもいかないし…。
だから、返してほしいなぁって。
困っちゃうの?
なんで?
ふふ。
ごめんね。
意地悪しちゃった。
着替えないの、知ってたよ。
甘えたら脱いでくれるかなぁって思って。
痛い、痛いよっ!
ごめんってば!
…今みたいな意地悪、もうしないから。
許して?
ん。
ごめんなさい。
ちなみに、君の着替えなら寝る前に、枕元に置いといたよ。
ほら、そこんとこ。
置いただけにしてないって。
ちゃんと声掛けたし。
「ここに置いとくね」って言ったら『分かった』って言ったじゃん。
覚えてないの?
半分夢の世界に入ってたっぽいから、無意識に答えてたのかもね。
そういえば、下着は?
用意してなかったなぁ、って今思い出した。
履いてるの?
ほんとに履いてるの?
…どれどれ。
やっぱり確認しないとね…。
(布団の中で彼女を触る)
…嘘つき。
履いてないじゃん。
指、引っかからないもん。
ってか、俺のTシャツ、でかすぎだね。
脱がすの、簡単そう。
ね?
そう思わない?
…俺の質問、聞いてた?
聞いてたなら、ちゃんと答えて。
ふふ。
耳真っ赤なんだけど…何、想像してるの?
もしかして、朝からヤられちゃうと思った?
ちょっとは期待しちゃった?
(耳元で)エッチぃ。
そんな風に全否定したら『期待してました!』って言ってるようなもんだよ。
違うの?
それは、それで悲しいなぁ…。
だって、俺を必要としてくれてないってことでしょ?
そんなことない?
ほんとに?
…ありがと。
(触れるだけのリップ音)
ねぇ……昨日の続きしよ?
今から。
えぇー!?
ヤダって言わないでよ。
続きしてもいいから、俺の服着てたんでしょ?
俺のこと誘うために。
あっ…脱いじゃうんだ…。
(笑いながら)俺の目の前で脱ぐとか…。
(雄っぽさ全開で)朝っぱらから煽りすぎ。
どっか行っちゃった。
ってか、ここまで煽られたら、たとえ眠くても寝てられないって。
あれ?
そういうつもりじゃなかったの?
てっきり君から仕掛けてきたから、そうなんだと思ってた…。
まぁ、いっか。
せっかくだし、おなかいっぱいになるまで、食べよっかな。
ヤダ。
待たない。
待ってたら、『してもいい』って思った君の気持ちが冷めちゃうかもしれないでしょ。
今のうちに…いただきます。
(濃厚なリップ音)※キスのままフェードアウトしてください。