ふむ
voice:ふむ
極低音ボイスの「シチュボ」
voice:極低音ボイスの「シチュボ」

【R15】犬耳をつけた彼氏にご注意を

【パソコンのキーボードを打つ音】

ん?
どうしたの?

話?
ちょっと待って。

これを保存して…っと。

よしっ!
で、話って何?

『目、(つむ)ってほしい』?

えぇー……ヤダ。

だって、目(つむ)った途端に何かイタズラしようと思ってるんじゃない?

ほら、その顔。
ほんと、隠し事するの下手だよね。
イタズラする気満々じゃん。
口元笑ってるよ。

だから、目(つむ)らない。
ヤダ。
絶対ヤダ。

『一生のお願い!』とかやめてよ…。
子供じゃないんだし…。

どうしても目(つむ)ってほしいの?

じゃぁ、約束して。
俺が嫌がるようなイタズラはやめて。
いい?

…今回だけだからね。

はい、目(つむ)ったよ。

ん?
頭に何つけたの?

…ねぇ、もう目開けていい?

鏡ある?

ったく…。
…これって犬耳?

猫耳は見たことあったけど、犬耳って初めて見たかも。

似合ってる?
…ありがと。

せっかくだし、ちょっとだけ遊ぼっか。
俺も一段落ついたし、せっかく犬耳つけてくれたしね。

一人にされて寂しかったから、かまってほしいんでしょ?
分かるよ。
大好きな彼女のことだもん。

じゃぁ、君は俺のご主人様。
俺は君に飼われてる犬ね。
いい?

わぁーい!
大好きっ!

(彼女を押し倒して抱きつく)

さっきまで、いっぱいがんばったから、頭()でて。
ね?

ふふ。
嬉しい。

じゃぁ、俺からもお返し。

(彼女の体にキスする) ※ 数回してください。

くすぐったい?
もう少し我慢して。
俺はまだ満足してないもん。

もっと君の体にキスしたい。

(彼女の体にキスする → 耳にキスする)

あれ?
何で君が()くの?

君は人なんだから()いちゃダメだよ。

…声、我慢して。

(耳へ執拗なキス)

甘ぁーい、いい声。
かわいい。

『耳、ヤダ』じゃないでしょ。
そんな甘い声出しててイヤなわけないじゃん。

俺ね、声我慢してる君、めちゃくちゃ好き。
手で口元押さえてるんだけど、甘い声漏らして…。
だんだん息も上がってきて…。
全身ピンク色にして、体も匂いも甘くして俺のこと誘ってる…。

わざとやってる?
…わけないか。

君にそんな器用なことできないよね。
無意識なんだろうけど…。

どっちにしても、今更やめられないよ。

……気付いてないの?
君に発情してることに。

最初は遊びのつもりだったけど、君が俺の(五感ごかん)を刺激するから、いつの間にか本気になっちゃった。
いつもなら、ここでやめられるんだけど、今日は無理そう…。

頭の中、君と一緒に気持ちよくなることしか考えられない。
自分が自分じゃないみたいで抑えられない…。

こんなの初めて…。

(濃厚なリップ音)

ほんとはベッドまで行きたいけど、もう限界…。

……今からここでシよ?

明るいうちからするの、イヤかもしれないけど、ごめんね。
許してなんて言わない。
ただ、こんな俺を受け入れて…。

(濃厚なリップ音) ※ キスしながらフェードアウト