(彼女の部屋をノックする)
ねぇ。
まだ起きてる気?
もうすぐ日付変わるよ?
(彼女:「うん。君はまだ起きてるの?」)
俺?
俺はまだ起きてる。
ってか、仕事が終わるまでは寝れない。
(彼女:「徹夜のしすぎじゃない?」)
徹夜のしすぎって言われても、今日で……3徹目だっけ?
日付感覚なくなってて
そういう君は?
今日で何徹目?
ふぅーん。
そうなんだ。
ん?
べっつにぃー?
深い意味はないよ?
ほんの少し「勝った!」って思っただけだから。
(彼女:「3徹してても体力的に余裕そうだね」)
3徹してて体力に余裕があるわけないじゃん。
目は疲れるし、頭はボォーっとして重いし、肩とか背中は張って痛いし…何より眠いっ!
寝たいのに寝れないストレス、マジで半端ない!
あ゛ぁ゛…ごめん…。
寝れなさすぎて、なんか変なテンションになってる…。
とにかく、俺みたいになる前に一旦寝た方がいいと思うよ。
(彼女:「でも…」)
(溜息)はぁ…。
こんなこと言いたくないけどさ……最近、自分の顔ちゃんと見た?
今の君の顔、たぶん君自身が思ってるより相当酷いからね?
「目の下にヒグマ飼ってるの?」ってくらいクマはひどいし、肌は砂漠みたいに荒れ放題…。
俺も人のこと言えた立場じゃないけど、今の君は実年齢の3倍は歳取ってるように見えるよ?
(彼女:「そこまで酷くないよ。話、盛りすぎ」)
嘘だったら、どれだけよかったか…。
マジだから言ってるの。
連日の徹夜で、体も限界超えてるんじゃない?
(彼女:「そんなことないよ」)
『そんなことない』って言うくせに、机の上のエナジードリンクの山は何?
限界超えてる証拠じゃないの?
ちょっと手休めて、寝なよ?
寝るのがイヤなら、せめて仮眠取りな?
めんどくさいけど、2時間したら起こしてあげるからさ。
その方が体のためだし、仕事も
ね?
そうしなよ?
(彼女:「だったら、一緒に寝ようよ」)
えっ!?
俺も一緒に寝るの!?
…それはお誘いってことでOK?
(彼女:「???」)
子供じゃないんだし、今言った意味分かるでしょ?
エッチぃことするって意味。
一緒に寝るってことは、そういう意味じゃないの?
あれ?
違った?
(彼女:「違うよ!バカっ!」)
ごめんって。
ちょっと
なんか久しぶりにちゃんと
こういう会話すら、最近なかったって、さっき気付いたし…。
よくすれ違い起こさなかったなぁ…。
ある意味奇跡かも…?
(彼女を抱きしめる)※ 以下、抱きしめたままでお願いします。
一緒に寝よっか。
俺の部屋で。
だって、もし君の部屋で寝てたとして、途中で目が覚めた時仕事始めかねないでしょ?
(彼女:「そんなこと…」)
絶対しないって言える?
(彼女:「…言えない」)
だから、俺の部屋で寝るの。
俺はもう仕事モードオフったから、途中で目が覚めても仕事はしないよ。
もし、目が覚めたとしても、やらなきゃいけないことあるし。
(彼女:「やらなきゃいけないこと…?」)
君の寝顔を眺めたり、エッチぃいたずらすること。
ダメ、ダメ。
今更逃げようったって、そうはいかないよ。
安心して。
いたずらしてて、君の目が覚めても、すぐ体力奪い尽くして寝かしてあげる。
明日は1日何もかもお休みデーにして、ベッドで過ごそうね。
君の世話は俺に任せて…?
(濃厚なキス:省略可)※キスしたままフェードアウトしてください。