ふたたび るびぃ
voice:ふたたび るびぃ

保育士彼女に子供扱いされたくないけど甘えたいワガママ彼氏

(彼女に後ろから抱きつく)

わっ!
びっくりした?

へへ。
ごめん、ごめん。
ちょっと驚かせてみたくって。

お風呂、ありがとね。
まさかお湯()めてくれてると思わなくて、びっくりした。
いつもみたいにシャワーだけで()ませようと思ってたからさ…。

だって、残業終わって帰ってくるのは夜遅くじゃん?
とりあえずお風呂…って思っても自分しか入らないから、お湯も()めてる時間も、もったいなくていつもシャワーなんだよね。
寒くてもパパッと入っちゃえば、何とかなるし…。

たまたま今日早く帰れたと思ったら、君がお湯()めててくれて…。
おかげで疲れがスッキリ取れた気がする。
君の優しさには感謝だね。

君にとっては(些細ささい)なことかもしれないけど、俺にとってはすっごく嬉しいことなの。
ほんとに、ありがと。

で、この豆、どうしたの?
帰ってきた時から、ずっと気になってたんだけど…。

『今日は何の日でしょう?』って言われても……何の日だっけ?

あぁ!節分か!
すっかり忘れてた。

今日保育園で豆まきしたの?

そっか。
この豆はその時の余り物?

へぇー。

…俺も子供だったらよかったな…。

だって、子供だったら、君とずっと一緒にいられるんだよ。
朝から夕方まで。

一緒に遊んだり、時には抱きついたり、チューしても怒られないんだよ。
『先生のことが大好きなのね』って、それだけで終わり。

保育園の子供たちが(うらや)ましい…。
こんなにかわいくて、綺麗な先生と毎日一緒にいられるんだもん。
俺だって、ずっと一緒にいたいよ…。

毎日夜遅くまで残業して、君とこうやって触れ合うのだって、何日ぶりか分かんない…。
ほんとは毎日イチャイチャしたいのに…。

『はい、はい』って……ほんとに、ちゃんと分かってる?

うぅ…やめて…。
頭ポンポン、ヤダ…。
子供扱いされてるみたい…。
さっき言ったのは言葉の(あや)だよ。
ほんとに子供になりたいわけじゃないもん。

……俺だって、甘えたくなる時もあるの。
毎日理不尽なことばかり言われてストレス()まるんだもん。
って、これは君も一緒か…。
ごめん。

まだ疲れ残ってるのかも…。
今日は大人しく寝ることにするよ。
おやすみ…。

ん?
何?
ちょっと…。

(ソファーに座らせされる)

いきなり、どうしたの?
わっ…。

…ありがと。
君からギューしてくれるなんて、思ってもみなかった。

(彼女を抱きしめ返す)

君だって疲れてるのに、俺ばっかり甘えてごめん…。
甘えついでに、もう1つお願いしてもいい?

さっきの豆、食べさせてほしいな。
…ダメ?

だって、子供たちにも食べさせてあげたんでしょ?

ほら、やっぱり…。
子供たちばっかりズルい!
俺も食べさせてほしいっ!

…君の彼氏だもん。
食べさせてくれたっていいじゃん。

ね?お願い…。

やったっ!
あーん。

(豆を食べる)

君が食べさせてくれるからめちゃくちゃおいしい。

あっ……別の物も食べたくなっちゃった。

(触れるだけのリップ音)

(耳元で)君が食べたい。

顔、真っ赤。
かわいいなぁ。

さっき甘えさせてもらったから、次は君の番ね。

毎日、先生やって疲れてるでしょ?
何してほしい?

してほしいこと、全部言って。
いっぱい甘えさせてあげる。

…キス?
じゃぁ、いっぱいしてあげる。

ふふ。
期待してる時の顔、エッチくてすっごく好き。
俺にしか見せないエッチぃ姿、もっと見せて。

(濃厚なリップ音) ※ キスのままフェードアウトしてください。