(先輩が起きてくる)
あっ…おはようございます。
先輩。
まだ眠そうですね。
お目目、シパシパさせてかわいい。
もうちょっと寝ますか?
(先輩、起きてると言う)
(かわいくて仕方ない感じで)起きてるんですか?
今にも寝ちゃいそうですけど…。
じゃぁ、眠気覚ましにコーヒーでもいかがですか?
ちょうど今淹れようと思ってて…。
(先輩、もらおうかなと言う)
(彼氏、コーヒーを淹れ始める)
(先輩:リビング、彼氏:キッチン→2人の間に距離があります)
了解です。
先輩は……ミルクも砂糖も多めでしたよね。
(先輩、なぜ知っているのかと驚く)
(ドヤァな感じで)ふふん。
なぜ知ってるのか……それは、先輩の好みを全部把握してるからです。
先輩後輩の関係じゃなかったら、きっとただのストーカーになってました。
それくらい、先輩のいろんなことを知りたくて、いろんな人から情報を仕入れてたんですよ。
だって、好きな人のことって、どんな小さなことでも知りたくなりません?
(先輩、『多少はあるかもだけど、そこまでではないかも…』と彼氏に同意しない)
えぇー……僕だけなのかな…?
(コーヒーを淹れ終える → 先輩に渡す)
はい。
どうぞ。
淹れたてなので、舌ヤケドしないように気を付けてくださいね。
(コーヒーをひと口飲む)
……あの、先輩…。
気付いてると思いますけど、シャツが
見ないでと言われても見ちゃいました…。
昨日のお風呂あがりに着替えのズボンも一緒に貸したのに、『大きいからいらない。シャツだけでいい』って履かなかったのは先輩でしょ?
僕、悪くないですもん。
記憶を消すのも無理です。
頭と心に永久保存しちゃいました。
(先輩、殴って記憶を消そうとする)
待って!待って!待って!
暴力反対っ!
物理的に記憶消そうとしないで!
もぅ…。
先輩の冗談は冗談に聞こえないからタチが悪いですよ。
(コーヒーをひと口飲む)
今日ですけど、どこか行きたいところありますか?
(先輩、家でゆっくりしたいと言う)
家でゆっくり……分かりました。
全然いいですよ。
たまには家でゆっくりするのもアリですから。
そもそも、お出かけ大好きな先輩が『出かけたくない』って思う原因を作ったのは、昨日の夜、先輩があまりにもかわいくて止めらんなかった僕のせいですし…。
ごめんなさい。
体、つらくないですか?
ほんとに?
……あっ!
昨日のお詫びと言ってはなんですが、今日1日、僕が先輩の犬になります。
『アイスが食べたい』って言われたらコンビニに買いに行きますし、『体が痛い』って言われたら心を込めて全身マッサージします。
何でもやりますんで、遠慮なく命令してください。
(先輩、いきなりでもいい?と尋ねる)
いきなりでもいいですよ。
(先輩、膝枕してほしいとお願いする)
えっ……『膝枕』……ですか?
ダメじゃないですけど、男の膝枕なんて需要あります?
ただ硬いだけですし…。
うわっ…ちょっ……待ってっ……!?
(先輩、カップをテーブルに置いて、勝手に膝枕する(股間の方に顔を向けて寝ている))※ 以下、先輩を膝枕したまま。
(先輩、『やっぱり男の子なんだね。太もも、硬い』と言う)
そりゃ、僕も男ですから、女性に比べたら筋肉質です。
硬いのは仕方ありませんって…。
寝心地悪くないですか?
なんなら、膝枕じゃなくて本物の枕用意するんで、そっちで寝てください。
(先輩、後輩の膝枕を堪能する)
(彼氏、自分の膝枕を堪能している先輩を見て欲情する)
……先輩。
くつろいでるところ大変申し訳ないんですけど、そろそろ膝枕やめてもらってもいいですか?
(先輩、ココが大きくなってるから?と後輩のムスコを軽く触る)
(気持ちよさそうに喘ぐ)あっ……ヤ、ダ…。
(先輩、後輩のイイ声を聞けて満足そうにする)
そうですよ…。
ただ先輩を膝枕してるだけなのに、なぜか硬くなっちゃったんですよ…。
仕方ないでしょ。
先輩の顔が僕の大事な部分のすぐ近くにあるのを見ちゃうと、舐められるわけじゃないのに興奮しちゃったんですから…。
(先輩、後輩をからかう)
(ちょっと拗ねて)…すみませんね。
どうせ、エッチぃですよ…。
……先輩限定でね…。
お願いですから、そろそろ頭どけてもらってもいいですか?
これ以上このままだったら、僕のいいように解釈して、何されても文句言えないですよ?
(先輩、いいよと答える)
(彼氏、カップをテーブルに置く → 先輩の手を取ってキスする)
……せっかく起きてきてくれましたけど、ベッドに戻りましょ?
(欲望全開で)今すぐ、先輩を抱きたい…。
(意地悪な感じで)でも、昨日と違って今回はどうされたいか、どう抱かれたいか、全部教えてくださいね。
言ってくれなきゃ、何時間でもずーっとそのまま。
意地悪じゃないですよ。
今日の僕は、先輩の犬ですから……ね?