ん?
何?
話?
ちょっと待って。
…これで、保存…っと。
よしっ!
で、何?
話って。
『これ、何?』って…。
えっ!?
ちょっと待ってっ!
なんでそれがここにあるの?
俺、隠してたのに…。
『
あっ……。
ごめんなさい。
でも、これにはちゃんと
聞いてくれる?
まぁ、
会社で、先輩に『いい物やる』って言われて、渡されたのがコレ。
もちろん
『いりませんから!』って。
『彼女で満足してるから』って。
だけど
会社に置いとくわけにもいかないじゃん?
それで、家に持って帰ってきたんだけど…。
今度は置き場所に困って…。
その
次のゴミの日に出すつもりだったから、それまで君に見つからないように、クローゼットの奥に隠してたんだよ。
で、それが今日見つかったというわけで…。
隠してて、ごめんなさい。
イヤな思いさせて、ごめんなさい。
(少し沈黙)
…あの……
怒るなら怒って?
お願い。
怒られる覚悟ならしてるからっ!
…怒らないの?
なんで?
だって、俺、君に隠し事してたんだよ?
…許してくれるの?
ありがと。
でも、隠し事してた事実に変わりないから。
君の言うこと何でも聞くから。
言って…?
『一緒に見よ?』って……コレを?
だって、エッチなやつだよ?
分かってる?
君、エッチなの、苦手じゃん…。
『興味あるの』って…。
君が見たいなら、いいけど…。
ほんとに、
見た後に
ほんとに、いいんだね?
…分かった。
じゃぁ、流すからソファーに座ってて。
(少し間を開ける)
おーい!
終わったけど、大丈夫?
やっぱり見せるべきじゃなかったか…。
ん?
どうしたの?
『こういうの、したい?』って、したいわけないじゃん!
こういうのは作り物だから、いいの!
実際にやるものじゃないの!
…分かった?
分かってくれたなら、よかった…。
じゃぁ、これはゴミ箱
ん?
何?
腕、引っ張って。
話?
まだ何かあるの?
『どういうの、したい?』って…。
ほんと、今日の君、変だよ?
やけに積極的というか、なんというか…。
(溜息)はぁ…。
言わなきゃダメ?
…コスプレ、してほしい。
ナースとか、メイドとか…。
その衣装のまま、脱がさずにしてみたい。
って、変態っぽいな。
ごめん。
今の、聞かなかったことにして。
休憩がてら、コーヒー
ちょっと待ってて。
(少し間を開ける)
お待たせ……って、どうしたの?
そのメイド服。
『先輩と買いに行った』?
君が?
恥ずかしくて、今まで隠してたんだ。
へぇ…。
そうなんだ…。
ねぇ。
なんで俺の好きな理想のメイド服知ってるの?
ゴシック調で、ミニスカ
かわいい君にピッタリだろうなぁって思ってたけど、想像以上…。
すごく似合ってる。
最高だよ…。
ん?
あれ?
ということは、君も俺に隠し事してたってことだよね?
なら、君もそれ
俺だけが
ん~…そうだなぁ。
あっ!
君が受ける
(以下、最後まで耳元で)このメイド服のまま、俺とエッチなこと、しよ?
それが君の受ける
今日は、やたらエッチな君なら、できるよね?