わっ!
ビックリした?
ふふ。
ただいま。
何見てるの?
真剣にスマホと
隠さなくってもいいじゃん。
俺にも見せて。
さっきまで何見てたの?
ねぇ。ねぇ。
教えてよ。
……えいっ!
(彼女の手からスマホを奪う)
……どれどれ…。
……エッチぃ動画…?
これ、見てたの?
なんで?
…やっぱ、今のなし!
聞かれても言いにくいよね。
女の子だって、こういうの見たい時あるだろうし。
ごめんね。
強引にスマホ奪うみたいなことして。
……あのさ…。
1つだけ聞かせてもらってもいい?
エッチぃ動画見てたのって、俺とのエッチに満足してないから?
黙らないで、ちゃんと答えて。
俺にとって、大事なことなの。
そりゃそうでしょ。
今まで一緒に気持ちよくなってたと思ってたのに、実際は自分1人だけ気持ちよくなってたなんて…。
彼氏としても、男としても最低だもん…。
気遣いゼロで、君の体使って1人エッチしてたようなもんじゃん。
だから、ちゃんと聞きたい。
言いにくいことなのは、分かるけど…。
教えてくれない?
…大事なことだって言ってるのに、黙っちゃうんだ…。
(ちょっと怒りつつ)……もういい。
教えてくれないなら、直接君の体に聞くことにする。
…ヤダ。
待ってなんかあげない。
(濃厚なリップ音)
(唇を合わせたまま)もっと口開けて。
舌、入れらんない。
(濃厚なリップ音)
(唇を合わせたまま)もっと俺の舌に、舌絡めてきて。
(濃厚なリップ音)
あーぁ……口から
息あがってるけど…。
それって、俺とのキスが気持ちよかったから?
それとも、うまく息できなくて酸欠になってるから?
俺とのキスが気持ちよかったの?
ほんとに?
じゃぁ、確認してみてもいい?
確認って言ったら1つしかないじゃん。
ココ、触るだけ。
ほら。
足、ちょっとだけ開いて。
…あれ?
濡れてる。
まだキスしかしてないのに、こんなに濡らしちゃって…。
いつの間にこんなエッチくなっちゃったの?
(彼女が泣き出す)
えっ……泣かないで。
俺が悪かったから。
調子乗って、
お願い。
泣きやんで?
…ん?何?
(彼女が泣きながら事情を話す)
…うん…うん…そっか。
濡れやすくなってること、気にしてたんだね。
無神経でごめん。
ギュってしてもいい?
(彼女を抱きしめる)
あのね、君の体はおかしくないよ。
今の君をこんなにエッチぃ体にしたのは俺だから。
実はちょっとずつ開発してたんだ。
キス1つで気持ちよくなっちゃうような、俺好みのエッチぃ彼女にするために。
今まで内緒にしててごめんね。
君、エッチぃの苦手だから言い出しにくくて…。
もっと早く言っとけば、こんなことにはならなかったのに…。
もしかして、さっきの動画、俺とエッチしてるって想像しながら見てたの?
エッチぃ気分になるかどうか1人で確認しようとして…。
そっか…。
許してくれるの?
…ありがと。
”ごめんね”のキスしてもいい?
さっきみたいなエッチくて苦しいキスじゃなくて、チュってするだけのキス。
……ん。
(触れるだけのリップ音)
ねぇ。
せっかくだし、久しぶりに一緒にお風呂入ろっか。
いいじゃん。
えぇー!?
お風呂に入ってる間は、エッチぃことしちゃダメなの!?
それは約束できないなぁ。
だって、エッチぃ気分になってるのは俺だけじゃないはずだけど?
…違う?
さっきの続きは体洗ったあとで…ね。